洗濯槽クリーナーには大きく分けて「酸素系」と「塩素系」の2種類があります。
2つは汚れを落とす仕組みが違っていて、使い方も異なります。洗濯機によってはどちらかしか使えない場合もあります。
酸素系の洗濯槽クリーナー
酸素系の洗濯槽クリーナーは、過炭酸ナトリウムが主成分になっています。
こびりついた汚れを「剥がしとる」性質があります。ワカメみたいなのが浮いている写真を見たことがある人も多いでしょう。
長時間浸け置きした後、汚れをすくい取ってから排水する必要がありますが、汚れを落とす効果は抜群です。
ドラム式洗濯機の場合は途中でドアを開けることができないため、剥がれた汚れをすくい取ることができません。そのまま流すと排水溝が詰まってしまう可能性があるので、ドラム式洗濯機は酸素系のクリーナーが使えない場合が多いです。選択肢は少ないですがドラム式洗濯機用に開発された酸素系クリーナーもあるので、塩素系に抵抗ある方は検討してみてください。
洗濯機やクリーナーの説明書をよく読み、対応している洗剤を確認してから使いましょう。
おすすめの酸素系洗濯槽クリーナー
ワイドハイターなら洗濯槽専用クリーナーほど高くないし、普段のお洗濯にも使えるので便利です。
「オキシ漬け」という言葉で有名になったオキシクリーン。洗濯以外にも家全体のお掃除に使えるので常備しておくと良さそう。
塩素系の洗濯槽クリーナー
塩素系の洗濯槽クリーナーは、次亜塩素酸ナトリウムが主成分になっています。
汚れを「溶かす・殺菌する」性質があります。酸素系よりも短時間で済みますが、汚れを落とす効果は酸素系よりも弱いです。そのため、酸素系よりもこまめに使える方に向いています。
ツンとした臭いが苦手な方も避けた方が良いでしょう。
おすすめの塩素系洗濯槽クリーナー
やはり間違いないのが家電メーカーが用意しているクリーナーです。
パナソニックの洗濯槽クリーナーは少し価格は高いのですが、効果は抜群なので1年に1度の使用で十分だと公式サイトに記載がありました。
カビキラーの方は1~2ヶ月に1度の使用を推奨しています。なので年間の価格を計算すればパナソニックの方がお得だし手間もかからないですね。
槽洗浄をする頻度
洗濯槽クリーナーで掃除をする頻度は使用する洗浄剤にもよりますが、1~2ヶ月に1度できればやりたいところです。こまめにやることで、1度で汚れをキレイに取り去ることができます。
もしも長期間できなかった場合は、まずは酸素系で汚れをしっかりと落とした後に、塩素系で殺菌するというダブル使いがおすすめです。