以前エアコンの記事を書いた時に、1ヶ月の電気代が3万円を超えたという報告をしました。2人家族なのに3万円超えって高すぎです。ちなみに2人暮らしの1ヶ月の電気代平均は10,671円、2月の平均は13,201円らしいです。
前のマンションでは高くても1万円程度だったので、3倍の請求には驚きました。もちろんマンションと一戸建てでは一戸建ての方が電気代が高くなるのは承知です。でも築30年超えの隙間風吹くマンション角部屋から高気密高断熱住宅への引っ越し、しかもいくつかの家電は最新モデルへ買い替えをしたので、そんなに電気代が高くなることはないだろうと安易に考えていたんです。
こんなにも高額な電気代の請求が来てしまったことについて、原因を調査してみました。
引っ越してから増えた電化製品
電気代が高い原因を探るために、引っ越してから追加した主な電化製品をチェックしてみます。
これらについて、いくらくらいの電気代がかかっているのかを1つずつチェックしてみました。すると、増えた2万円の正体がたいたいわかってきました。
電気代を節約するにはやっぱり原因の特定が必要です。わけもわからず取られてしまうのは納得できないし、本当に必要な経費なのか無駄遣いなのか切り分けが必要ですね。
エコワン&床暖房
以前のマンションではガス給湯器でしたが、新しいお家ではエコワンというハイブリッド給湯器になりました。なのでお湯を沸かすのにガス代だけでなく電気代もかかるようになります。
リンナイのアプリでだいたいの光熱費をチェックすることができるのですが、うちの2月の給湯にかかった電気代は3,411円でした。
床暖房も新規導入ですが、うちのエコワンはシングルハイブリッドなので床暖房はガスのみで沸かしています。
リンナイのアプリでは時間毎の光熱費をチェックすることができます。上の画像はもう気温が暖かくなってきた頃なので昼間は床暖房を切っています。床暖房は5時にタイマーを付けているので、そこだけガスがガクっと上がる感じですね。
このエコワンのアプリ、タンクのお湯の残量はわかるんですが、温度がわからないんですよね。お湯の温度までわかればもっと節電対策ができるのになと思うんですが。
浴室暖房&乾燥
うちは浴室乾燥機とドラム式洗濯機の乾燥機能を併用してるのですが、浴室乾燥機の電気代は1時間当たり約32円もかかるそうです。うちは2人暮らしで、全ての洗濯物を浴室乾燥機で乾かすわけではないので量はそんなに多くありません。1回当たり3時間タイマーをつけています。ということは1回当たりの電気代は100円くらい。使わない日もあるので1ヶ月当たり1500円くらいかなと思います。
浴室暖房も浴室乾燥と同じくらいの電気代を消費しますが、浴室乾燥ほど長時間は使いません。お湯をためている間につけておいて、よほど寒い日以外は入浴時はオフにするというような運用をしていたので、1ヶ月3~500円とかだと思います。
ドラム式洗濯機
洗濯に関しては前使っていた縦型とそんなに変わらないと思うので、乾燥機能の電気代だけ考えてみます。
パナソニックのウェブサイトによると、乾燥1回当たり24円。うちは1ヶ月当たり40回くらい乾燥モードを使っていると思うので、1ヶ月の電気代は960円です。
生乾きの匂いは嫌いだし花粉症だし、干す手間も省けると思ったらしょうがない出費かなぁ。
加湿器
うちではリビングでダイニチのハイブリッド式加湿器と寝室で象印のスチーム式加湿器を使っています。お手入れのしやすさと空気を汚さないという点を重視してこの2機種を選びましたが、これが意外と電気代を食っているようです。
ダイニチ ハイブリッド加湿器
ダイニチのハイブリッド式加湿器はeco運転時だと1ヶ月で149円(1日8時間×30日換算)という表記があります。でもうちは標準モードで運転してしまっていました。ecoモードの最大消費電力と標準モードの最大消費電力は30倍くらい差があるので、いったいいくら電気を使っていたんでしょう……標準モードでも湿度が落ち着いたらそんなに電気代かからないと思うので、単純に30倍ではないと思いたいですが。これからはecoモード運転にして節約しようと思います。
象印 スチーム式加湿器
象印のスチーム式加湿器は中のお水を一旦全部沸かしてから加湿する仕様になっています。湯沸かし時に985W、加湿時に305Wの電力を消費するそうです。お湯が沸くまではだいたい30分くらい。なので一晩で80円くらい、1ヶ月にかかる電気代は2400円くらいです。
温水洗浄便座
温水洗浄便座は前のマンションには付いていませんでした。しかもトイレが2か所に増えました。
1階で使っているリクシルのサティスSは1年間の消費電力が115kWhらしいです。なので1ヶ月の電気代は260円くらい。2階のアラウーノもだいたい同じくらいだと思うので2か所で1ヶ月520円です。
電気代のことを調べているとトイレの便座ヒーターを切ったら3000円節約になったと書いている方がいらっしゃいましたが、うちのトイレは元々エコなので切ってもたいして節約にならなさそう。
冷たいトイレを我慢するとか、便座カバーを使うとかは嫌なので、これは必要経費だなと思います。
エアコン
パナソニックのエアコンにはエオリアアプリという専用アプリがあって、そこで電気代の目安を見ることができます。最初の1ヶ月はなんとリビングのエアコンだけで1万円超えていました。さすがに無駄遣いだと思ったので、それ以降はあまり使わないようにしています。フリースを着ればエアコン使わずに床暖房だけでも過ごせそう。あとは寒くなったら家事や体操をして体を動かして、体温を上げる!
電力会社を見直す
電力会社もたくさんありますが、それぞれ複数のプランが用意されていて難しいですよね。でも電力会社を変えるだけでガクっと電気代が安くなることがあるので侮れません。
最初に契約する東電の普通のプランだと料金が3段階になっていて、1ヶ月に使う電気の量が多いと電気代の単価も上がる仕組みになっています。電気をたくさん使うご家庭はプランの見直しもしくは電力会社の見直しをおすすめします。
自分の生活スタイルにはどの電力会社・プランが合っているのか知りたい場合は、オンラインで電気代シミュレーションをすると簡単に調べられます。
電気代が高くなるその他の原因
うちの場合は当てはまらなかったですが他にも電気代が高くなる要因について調べてみました。
24h換気
24h換気は電気代がかかるので止めた方が良いという意見を良く見かけますが、うちはハウスメーカーから止めない方が良いと言われたのでつけたままにしています。止めると虫が入ってくるらしいです。あとはトイレや洗面所、玄関はセンサー式になっていて、玄関とトイレは人感、洗面所は湿度センサーが付いています。なのでそんなに消費電力は高くないと思います。カビたりしたら嫌ですし、24h換気に関しては必要経費だと思います。
冷暖房を使っている部屋は止めた方が効率が良くなるので、場所ごとにどちらが良いか見極めて使っていきたいですね。
ウォーターサーバー・電気ポット
ウォーターサーバーの電気代は月に500~1000円らしいです。高いですね。
電気ポットもずっと保温していると高くなります。電気ケトルなどを使った方がエコですね。
古い電化製品
うちは引っ越しのタイミングで冷蔵庫・洗濯機・エアコンを買い替えたので当てはまらなかったですが、古いタイプの電化製品を使っていると消費電力が高くなりがちなのでチェックしてみてください。
冷蔵庫の2台使い
冷蔵庫を複数台使っているというご家庭が意外と多いみたいですが、大きな1台より小さな2台の方が電気代は高くなります。しかも古い機種ならなおさらなので、もし電気代を節約したいなら冷蔵庫の見直しが必要になります。
炊飯器の保温
最近はお米を冷凍する人の方が多いと思うので保温してる人は少ない気がしますが、保温は結構電力を使うみたいなので節約したい場合は使わない方が良いと思います。
うちはそもそも炊飯器使ってないので保温とかも無いです。
各種設定温度
エアコンやトイレの便座などの設定温度を見直すことで電気代を節約できます。特に新築の方、初期設定のまま放置していませんか?うちは1階トイレは最弱にしていたのに2階が中のままになっていました……
照明器具
これも新築なら基本LEDだと思うので関係ない方が多いとは思いますが、照明器具を新しくすることで消費電力が抑えられます。
まとめ
3万円を超える電気代の正体をだいたい把握することができました。面倒でも主な家電の消費電力を調べたり、自分の家庭に合った電力会社を選ぶのは電気代節約の重要ポイントです。