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エコワンの電気代が高い…少しでも節約するためにできること

我が家はリンナイの給湯器『エコワン』を使っていますが、冬の電気代が高額で驚いています。この記事では電気代高額の原因がエコワンであることを突き止めるまでの過程、高額になってしまう要因や対処方法について紹介します。

電気代の内訳をチェックしよう

電気代を節約するには、まずはどの電化製品にいくらくらいの電気が使われているかを調べる必要があります。過去に我が家の電化製品の電気代をチェックしたときの記事のリンクを貼っておきます。

この記事作成時点で一番の要因はパナソニックのエアコンの加湿換気機能とダイニチのハイブリッド加湿器でした。なので今年はエアコンは加湿換気機能をオフにし、ハイブリッド加湿器はエコモード(気化式)で運転、電力会社もお得になる会社に変更したのですが、それでも2万5千円の請求が来てしまいました。計算では1万円以上下がると思っていたのに5千円くらいしか下がらなかった。何か他に電気をくっている原因を探さなくては。

今契約している電力会社は時間帯毎の使用電力を調べることができるのですが、5~6時頃と20~21時頃に多くなっていました。これはまさにエコワンが稼働している時間です。5時なんてベッドの中ですからエコワンしか考えられません。

エコワンの電気代が高くなる要因と対策

エコワンを使うと電気代が高くなってしまう原因やその対処方法について紹介します。

タンクのお湯がすぐに冷めてしまう

冬はただでさえヒートポンプの効率が悪くなることで光熱費が上がってしまうのですが、タンクのお湯が冷めるのが早いことも電気代が上がる原因になります。

エコワンのリモコンでは電気とガスがどのくらいの割合で使われているのか見ることができるのですが、タンクは満タンの表示なのにガス(Gのマーク)が使われていることが度々あります。ハウスメーカーの点検の時に聞いてみたら、タンク内のお湯が冷めてるのでガスで沸かしているということでした。

エコキュートが冷めないのはなぜ?

ヒートポンプで沸かしてタンクに溜めておく給湯器は他にエコキュートがありますが、あちらは夜中の割安電気料金で沸かしたお湯を次の日の夜も使えます。エコワンはどうしてすぐに冷めてしまうんだろうと思って調べてみると、お湯の温度と量に関係があるようです。

エコキュートは70~90℃のお湯を溜めるのに対し、エコワンは40~50℃。タンクの容量はエコキュートが370ℓ~560ℓなのに対しエコワンは50ℓ~160ℓとなっています。

エコキュートエコワン
お湯の温度70~90℃40~50℃
お湯の量370~560ℓ50~160ℓ

エコワンはエコキュートよりも低い温度のお湯を少ししか溜めていないからすぐに冷めてしまうんですね。

お湯が冷めないようにするには

エコキュートのタンクをカバーで断熱している人がいるみたいなので、エコワンももしかしたら断熱すれば冷めにくくなるかもしれません。雨ざらしにならないようにすれば耐用年数もあがるかも。

タンクのお湯が冷めてしまった時にお湯を使おうとするとガスを併用することになるので、朝沸かしたお湯が冷める前に朝の支度や食器洗い等を済ませた方が良いですね。家族の生活リズムがバラバラだと光熱費が多くかかってしまいそうです。

リンナイのアプリを見ると、現在のお湯の使用量からエコジョーズを使ったらいくらになるかの計算をしてくれます。エコジョーズよりもエコワンの方が光熱費が安いみたいですが、うちは都市ガスエリアということもあり、ほとんど差がないです。本体価格や設置・撤去費用を考えれば果たしてお得なのだろうか……ただ夏場の給湯にかかる光熱費は本当に安いので、年間を通してみたらエコワンの方がお得と言えるのかもしれません。

お湯が必要ないタイミングで沸かしてしまう

エコワンはタンク沸き上げモードを指定することができ、「おまかせ」を選ぶと1週間の使用状況を学習して最適なタイミングで沸かしてくれます。ただし日によってお湯を使う時間がまちまちだと、沸かしたお湯が無駄になってしまうことがあります。そういうときは「おまかせ」ではなく「タイマー」を選べばタンクのお湯を沸かす時間を手動で設定することができます。

ただこの設定も完璧ではなくて、1日の使い始めの時間とお風呂の時間、使い終わりの時間を設定するだけになっています。なので朝の支度が終わってしばらくお湯を使わないのに満タンまで沸かしてしまうんですよね。そのお湯は冬場なら数時間で冷めてしまうので、お昼ご飯の洗い物をする頃にはガスを併用しないといけないくらい冷めています。勿体ない……ハイブリッド設定の「電力ピークカット」を使えば平日昼間のタンク沸き上げを停止できるので、昼間全く家にいない人は使ってみても良いかも。

エコワンやエコジョーズなどの各給湯器の光熱費の比較の際は、〇ℓのお湯を沸かすための光熱費という風に計算しているので、タンクのお湯を使いきれなかった場合を想定していません。エコキュートはタンクが大きくて中のお湯の温度も高いので冷めにくいですが、エコワンをエコに使おうと思ったら、いかにタンクの中のお湯を無駄にしないかということを考えなければならないですね。

タンクのお湯を使う際にも電気代がかかる

エコワンはタンクに溜まっているお湯を使う際にも電気を消費します。給湯機には水温や水量を計るセンサーが付いていて、ほんの少しの時間でもお湯を出せばセンサーを動かす電力が必要になります。これはエコワンだけではなくエコジョーズでも言えることで、ガス給湯器なのに意外と電気代がかかってしまうそうです。

ちょっとお水を使いたいときに無意識にお湯を使っている人は要注意。お湯をひねる度に意外とたくさんの電力を使ってしまっています。真ん中でカチっと音が鳴るエコハンドルの水栓なら意識的に水を使うことが出来ます。

エコワンは非常時に役立つ?!

エコワンの電気代が意外と高くてがっかりしている所ですが、そんなエコワンにも災害時に役立つかもしれないというメリットがあります。

ガスが停まったとき

例えばガスが停まっても電気が供給されていれば電気だけを使ってお湯を沸かすことができます。時間はかかりますしタンクの容量が小さければ1人分のシャワーがギリギリってところですが、無いよりは全然良いです。うちのシャワーは1分間に7ℓ弱使うので、50ℓのエコワンで7分は使えます。50ℓのお湯をヒートポンプで沸かすのに冬場は1時間以上かかりますが、工夫すれば頼もしい機能だと思います。

電気が停まったとき

電気が停まってしまったときはガスだけで沸かすことはできず何かしら電源が要るみたいで、車と停電対応ユニットか、太陽光発電が必要になります。

水が停まったとき

断水時にはタンクに溜まっているお湯を生活用水として利用可能です。溜まっているお水なので飲用にはできないみたいです。また蛇口を捻れば出てくるというわけではなく、市販のホースを接続したりと手順が複雑なようです。災害時に備えて説明書を読んでおく必要がありますね。

地震などの災害で下水道がダメージを受けているときはトイレに水を流してはいけないようなので、他の用途に使いましょう。

まとめ

エコワンで電気代が高くなる原因と対処方法、エコワンの災害時のメリットについて紹介しました。

使用状況によってはかなりお得になる場合もあれば、初期費用を回収できないパターンもあります。特に都市ガスエリアやお湯をあまりたくさん使わない人などはエコジョーズの方がトータルコストは安いケースもありますし、プロパンエリアで毎日使う湯量がある程度一定の場合はエコキュートの方が安いかもしれません。ただエコジョーズには無いメリットとしてガスが停まった時にも使えることやタンクを非常用水に使えるということがあるので、よく検討してから導入したいですね。

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