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ニチハとケイミューの特徴とは?サイディングメーカー比較

ニチハとケイミューはサイディングのシェア1位・2位のメーカーで、2社を合わせて全体の9割近くを占めています。私が契約したハウスメーカーでもこの2社が標準仕様になっていました。

ニチハとケイミューどっちがいいんだろう?と迷っている方に、2社の特徴について比較します。

ニチハのサイディング

ニチハのサイディングの一番の特徴は、シーリングレスにできるFuge(フュージェ)というシリーズ。

ちなみにFugeの中にもグレードがあって、開口部(ドアや窓の周りなど)や出入隅部はシーリング仕様になってしまう通常のものと、全てシーリングレスにできるドライジョイント工法というのがあります。

ドライジョイント工法については対応していないハウスメーカーもあるので、どうしても採用したい場合は契約前に確認しておきましょう。私が契約したハウスメーカーでは非対応だったので、どのくらいの価格が相場なのかはわかりませんでした。

シーリングレスで見た目&メンテナンス性能アップ

サイディングは通常、シーリング(コーキング)という繋ぎ目が存在します。

上の画像の、サイディング同士の境目に入っているゴムみたいなクッション材がシーリングです。

シーリングとコーキングという用語は厳密には使い分けがあるようですが、現代ではほぼ同じ意味の言葉だそうです。

シーリング使わないことで、見た目が良くなる・メンテナンス頻度が下がるというメリットがあります。

シーリングレスは見た目が良い

シーリングがあるとせっかくのサイディングの模様をぶった切ってしまうので、デザイン性能が落ちます。

上の画像のようなレンガ風サイディングでは特に切れ目が気になってしまいます。

メンテナンス頻度を抑えられる

シーリング材は紫外線などで劣化し、ひび割れなどが起きます。ひび割れてしまったシーリングは雨漏りや木材の腐食に繋がるので、補修をする必要があります。

サイディングの変色くらいなら多少我慢することはできたとしても、シーリングの劣化は性能に関することなので目をつぶることはできません。

シーリングの打ち直しは足場を組む必要があるので、20~30万円くらいかかるようです。

クリアー塗装で新品の風合いそのまま

通常サイディングが劣化した場合は塗装もしくは張替えをします。張替えの方が綺麗ですが、びっくりするぐらいの価格らしいです。(ざっと調べたところ200万円超えとか……)

よほどお金に余裕がある方か、子供が引き続き住むとかでない限り、塗装で済ませるケースが多いと思います。

しかし、サイディングを塗装すると、せっかくの立体的な柄がのっぺりした単色になってしまいます。

これはどうしても許せなかった私ですが、ニチハのカタログを見ていてとっても良いものを見つけました!

新品時のような風合いを再現できるのがクリアー塗装。ニチハのほとんどのサイディングでクリアー塗装に対応しているそうです。

ケイミューのサイディング

ケイミューはニチハに続いて2番目のシェアを誇るサイディングメーカーです。

大きな特徴は、光触媒のサイディング。

光触媒でお掃除の手間いらず

ケイミューには「光セラ」という光触媒技術を採用したシリーズがあります。

光触媒は太陽の力で汚れを分解し、雨で汚れを洗い流す作用があるそうです。そのため、ほとんどお手入れをしなくてもキレイが長続きします。

ニチハよりもデザインが良い(らしい)

ニチハのFugeに一目ぼれしていた私にコーディネーターさんが、「デザインはケイミューの方が良いのでおすすめですよ。」とおっしゃいました。プロが言うならそうなのでしょう。

カタログを見る限りではよくわかりませんでした。実物を見れば細かいニュアンスなどの違いがあるのかもしれませんね。

でもいくらデザインがよくても、繋ぎ目がくっきりしていたら意味がないのでは?とも思ってしまいます。

まとめ

ニチハはシーリングレスによるデザイン性能、ケイミューは光触媒によるお手入れのしやすさが特徴だと思います。

あとは気に入ったデザインがあるかどうかが重要だと思うので、それぞれのカタログを見たりショールームに足を運んでみてください。

それぞれ3Dシミュレーターも用意されているので参考になると思います。

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