現在お家は2階部分の壁が出来てきたところで、家具家電選びや外構業者の選定で大忙しです。
先日家電量販店に行ってきて、冷蔵庫の選び方について相談してきました。
冷蔵庫のサイズの選び方
まずは冷蔵庫のサイズ選びについて紹介します。
人数による容量の目安
一般的に冷蔵庫は下の式を目安にすると良いそうですが、買い物の頻度や作り置きの有無、冷凍庫の使い方によって変わってくるので注意が必要です。
この式によると、うちみたいな夫婦2人世帯は310Lが適正ということになります。今使っているのもちょうどそのくらいのサイズですが、正直足りていません!特に冷凍庫。お肉や野菜、ごはんを冷凍する人は300Lではパンパンになってしまいます。
300Lクラスの冷蔵庫は基本的に3ドアタイプになるので使い勝手はいまいちです。使い勝手を重視するなら冷凍庫が3つ(通常の引き出しと、製氷と、急速冷凍等)に分かれているタイプがおすすめです。そうなると2人暮らしでも450L以上が選択肢になってきます。
外寸にも気を付けて
同じ容量の冷蔵庫でも、外寸はまちまちです。奥行きが広いものとか高さが高いものとか。
カップボードの横に置く場合、奥行きありすぎたらカップボードとの段差が気になってしまうかもしれません。カップボードの奥行は一般的に45cmの物が多いですが、冷蔵庫は65cm~75cmくらいが多いです。まだ間取りを決めている段階ならカップボードの奥行を広めにすることを検討しても良いかもですね。
また背が低い人は高さが低くて奥行きが狭いものがおすすめです。実際に冷蔵庫売り場に行ってみて、上段のどのくらいまで手が届くか確かめてみた方が賢明です。
冷蔵庫のメーカーの選び方
家電量販店の冷蔵庫担当者や、ネットで色々調べてみた各メーカーの特徴を紹介します。
メーカー | 特徴 |
---|---|
パナソニック | 「はやうま冷凍」 「微凍結パーシャル」 「ワンダフルオープン」 「トップユニット方式」 |
三菱 | 「切れちゃう瞬冷凍」 「氷点下ストッカー」 全室独立してるので臭い移りや温度上昇の心配なし チルド室が大きい(高さがある) |
東芝 | 「新鮮 摘みたて野菜室」 「野菜そのまま冷凍」 お肉を美味しく解凍できるモード搭載 |
日立 | 「まるごとチルド」 「ぴったりセレクト」 |
シャープ | プラズマクラスター 「どっちもドア」 |
急速冷凍や冷蔵庫内の湿度を高く保つ機能は最近の冷蔵庫にはほぼ付いている感じなので、あまり特徴とは言えないかもしれないですね。それ以外の機能で特に魅力に感じたものを紹介していきます。
パナソニック
他のメーカーでは冷蔵庫の下段奥に付いているコンプレッサーが、パナソニックの冷蔵庫では最上段の奥に付いているそうです。それによって上段奥のデッドスペースが減り、野菜室や冷凍室が広く使えます。さらに高さが175cmしかないモデルもあるので、背が低い人でも使いやすいです。
「ワンダフルオープン」 機能で野菜室も冷凍室も全開できるので、奥までしっかり見渡せます。
三菱
CMでも有名な 「切れちゃう瞬冷凍」 はやっぱり魅力的ですね。 「氷点下ストッカー」 はお肉やお魚を冷凍せずとも長持ちさせてくれる機能です。
まとめ買いしたいけど新鮮なお肉やお魚を食べたい、解凍するのが面倒くさいっていう人にはおすすめのメーカーです。
あとは全室独立しているのも三菱の特徴です。冷蔵庫って一見全室独立しているように見えても、底を外すと下の部屋が見えるようになっています。これのデメリットは、臭い移りや温度の影響。三菱の冷蔵庫は全室ちゃんと壁で囲まれているので、この心配がありません。
東芝
東芝の冷蔵庫は「ベジータ」という名前からわかる通り、野菜の鮮度保持に力を入れています。他のメーカーでは湿度を調整して長持ちさせるだけですが、東芝はエチレンガス(野菜の鮮度を落としてしまう成分)を分解してくれたり、UV除菌機能があります。
あとはチルド室に解凍モードが付いていて、お肉のおいしさを損なうことなく30分で解凍することができます。レンジで解凍するとドリップが出てしまいますが、そういうことがなくなるそうです。他の食材が入ったままでも問題なく解凍モードが使えるというのが◎。
「野菜そのまま冷凍」機能を使えば、冷凍した野菜が塊にならず、パラパラそのまま料理に使うことができるそうです。
日立
日立の 「ぴったりセレクト」 は、2つの引き出しを冷蔵庫にしたり野菜室にしたり冷凍庫にしたり切り替えが自由にできる機能です。真ん中冷凍庫の機種を買ったけど使ってみたら慣れなかったという失敗もなくなるし、冷凍庫が足りないから両方冷凍にしてしまうということもできます。
シャープ
他のメーカーには無い独自の機能として一番特徴的なのは、「どっちもドア」ですかね。片開きの冷蔵庫を、右からも左からも開けることができます。
転勤が多い人や、間取りの関係でどちらからも開くようにしたい場合に便利です。
冷蔵庫のドアの形の選び方
冷蔵庫のドアには片開きのものと観音開き(フレンチドア)のものがあります。
それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。
片開きドアの特徴
観音開きだと真ん中に仕切りがある関係で、同じ横幅だとしてもドアポケットの収納力は片開きの方が多くなります。容量が多いということはその分開けるときに重たいというデメリットでもあります。
片手で開けることができるのも一応片開きの機種のメリットではありますが、売り場で試してみたところ、観音開きの機種でも片手で開けることは可能でした(私が試したのは東芝の機種)。人差し指と中指ををそれぞれ左右のドアの取っ手に引っかけて開けるか、タッチオープンの機種なら親指と人差し指でそれぞれタッチすることで片手で開けることができました。
観音開きドアの特徴
観音開きの一番大きなデメリットが、ドアポケットが邪魔に感じることです。両方に結構な奥行きのドアポケットがあるので、奥の物を取るのが難しい。冷蔵庫の片側が壁になっている場合は特に狭く感じるでしょう。
個人的に観音開きの一番のメリットだと思うのは、同じメーカー・同じ容量の機種だと、片開きよりも観音開きの方が横幅が広くて奥行きが狭くなっているケースがあります。冷蔵庫って奥に置くより横に並べた方が見渡しやすくて手も届きやすいですよね。カップボードとの段差の関係もあるので、奥行きが狭い冷蔵庫の方が魅力的です。
片開きだと壁の位置によって右開きか左開きかを選択しますが、観音開きなら引っ越しをしても支障が出ない点もメリットです。
観音開きの冷蔵庫は、機種によってはドアポケットに卵10個パックがそのまま入らないものもあります。卵をパックから出して保存するのは殻に付いたサルモネラ菌が冷蔵庫内に付着する恐れがあるのでおすすめできません。そもそも卵はドアポケットには入れない方が良いらしい(振動と温度差が生まれるため)ので、これはあまり気にしなくても良いかもしれません。
まとめ
冷蔵庫は1度買うと10~15年くらいは使うものなので、かなり迷ってしまいますよね。
自分が何を優先するのか(お肉や野菜の鮮度?使い勝手?)、置く場所のサイズや家族の人数・買い物の頻度など色々な要素を検討して、後悔の無いように選びたいです。
個人的にはパナソニックの 「トップユニット方式」、三菱の 「氷点下ストッカー」 と「全室独立おまかせA.I.」、東芝の「新鮮 摘みたて野菜室」と 「野菜そのまま冷凍」 が合体してくれたら最強なのになと思います。