私は料理があんまり好きじゃなかったんですが、包丁とまな板を変えてからは以前より楽になりました。
今まで使っていたのは300円のペラペラまな板と、夫が一人暮らし時代に使っていた安物の包丁。力を入れたら刃がしなるくらいに薄くて頼りないものでした。もう一つ「Galaxy 777」という包丁があったのですが、きちんと研いでもびっくりするくらい切れない。調べてみたら100均のものだったようです。
料理が好きじゃない私にとっては、良い包丁やまな板を使う価値があるのか不安でした。でも実際使ってみると考え方が変わりました。今まで道具のせいでストレスを感じていたことも、料理が億劫になる一因だったようです。
まな板の選び方
料理が苦手だったり嫌いだったりすると、小さなプラスチック製のまな板を使いがちです。コンパクトだと収納場所も取らないし食洗器にも入るので便利なのですが、料理をするときにはストレスを感じがち。
まな板が小さいと、切った食材がまな板から落ちてしまいます。ペラペラの薄いまな板は滑りやすいので、切ってるうちにだんだんズレてきます。まな板が滑ると包丁の力も上手く伝わりません。
料理に苦手意識がある人こそちゃんとしたまな板を使ってみてほしいし、もっと手料理をランクアップさせたい方にもぜひおすすめしたいです。
まな板の素材はプラスチック製・ゴム製・木製が主流ですが、最近はエピキュリアンやエラストマーのまな板も人気です。
私はプラスチック→木製→エピキュリアン(天然木の合成繊維)→エラストマーと買い換えましたが、エラストマー製が一番使いやすかったです。
一番使いやすかったエラストマー
エラストマーはゴムと樹脂の中間にあたる性質を持っています。エラストマーは樹脂と同じく熱可塑性(熱で柔らかくなり冷やすと固まる)ですがゴムのような柔らかさを持っています。耐熱性があって柔らかいので食洗器に入れやすいです。
私が購入したアイメディアのエラストマー製まな板はかまぼこみたいな形になっていて、切った材料を奥に避けておくことができます。
木製と同じくらい刃当たりが良くて食材が切りやすく、木製より軽くてお手入れも簡単です。
木製まな板
木製のまな板はカビが生えやすいので、抗菌作用が強い種類の木材を選ぶとお手入れしやすくなります。ヒノキやヒバ、クスノキなどが抗菌作用に優れています。
私が購入したのはBoumbiのクスノキまな板です。
デザインに一目惚れして購入しました。
クスノキの香りがどんなものなのか知らずに購入したのですが、ハッカやユーカリみたいなスースーする感じの香りでした。ヒノキのようないわゆる木の香りを想像していたので驚きましたが、料理の邪魔にならないスッキリとした香りだったので良かったです。
プラスチックのまな板から木製のまな板に変えると、刃あたりの良さにびっくりします。音が心地よくて手も疲れないし、刃が傷みにくいので包丁を研ぐ頻度も減りました。まな板がズレないので、千切りのスピードが上がりました。
サツマイモなどの硬いものを切るときも滑りにくいです。今まではレンジで少し柔らかくしてから切っていたのですが、生のまま切れるようになりました。
木製まな板のお手入れ方法
木製のまな板って手入れが大変そうだなって思ったんですが、2年経っても少し傷ができた程度で、カビや変色は見られません。変色の一番の原因は人参だと思うんですが、木製の色合いだと目立たないのかもしれないですね。
使い初めはオイルでコーティングする必要があります。オイルコーティングは普通の食用オリーブオイルとかで大丈夫です。オイルを垂らしたらキッチンペーパーなどで満遍なく伸ばし、日陰で乾かしておきます。
すぐにお蔵入りしたエピキュリアンのまな板
木製まな板の次に買ったのがエピキュリアンのまな板だったのですが、私にはデメリットと感じた部分が多かったのですぐに使わなくなりました。
まず包丁が当たった時の感触が硬い。カンカンカンという大きな音が響くし、手に伝わる振動も木製より強いです。
傷が付きやすいので衛生面も心配ですが、漂白剤は使えないので熱湯消毒する必要があります。
包丁の選び方
包丁もサイズや素材などの種類がありますが、料理初心者ならば三徳包丁とペティナイフがあれば事足りると思います。
素材は鋼・ステンレス・セラミックなどがありますが、耐久性・錆びにくさ・価格の手ごろさに優れたステンレスがおすすめです。
項目/素材 | 鋼 | ステンレス | セラミック |
---|---|---|---|
耐久性 | ◎ | 〇 | × |
切れ味 | ◎ | 〇 | △ |
錆びにくさ | × | 〇 | ◎ |
価格 | △ | 〇 | ◎ |
デザイン | 〇 | ◎ | ◎ |
おすすめの包丁
私はグローバルの包丁を使っています。
三徳包丁とペティナイフ、シャープナーが付いたセットを購入しました。
使っている方も多いので今更説明いらないかもしれませんが、柄のところまでオールステンレスなので洗いやすく、見た目もスタイリッシュです。
シャープナーを使うと研ぐのが本当に簡単です。
グローバル包丁の研ぎ直しサービス
シャープナーを使っても切れ味が回復しなくなったら、研ぎ直しサービスがあるそうです。7~10年くらいで研ぎ直しに出す人が多いみたいです。
料金は送料別で1本1,000円+税で、復路の送料は無料です。酷い刃こぼれがある場合は追加料金がかかるそうです。
研ぎ直しには7~10日程度かかりますが、買った時のようにピカピカになって返ってくるそうなので、かなりコスパの良い包丁だと思います。
まとめ
私が今までに使って見て本当に使いやすかったまな板と包丁について紹介しました。
少しでも料理の手間を減らしたい人にぜひ使って見てほしいです。