間取りの打ち合わせの際、勝手口をつけるかどうかで迷うことがありますよね。
マンションにしか住んだことがない方は特に、どういう使い方をするのか想像できないという方も多いでしょう。そこで、勝手口をつけるメリットやデメリット、有効的な活用方法について紹介します。
勝手口のメリット
勝手口のメリットは、動線が増えることです。間取り次第ではとても便利な使い方ができると思います。
他には採光や換気などの用途もありますが、勝手口ではなく窓でも代用できるので勝手口のメリットとしては弱いかなと思います。
ゴミ出しや庭仕事の際の動線
ゴミ捨て場に近い位置に勝手口を付けることができれば、朝のゴミ出しが楽になります。生ごみを持ってリビングを通りたくないという人もいると思うので、そういう場合は勝手口があると便利です。
勝手口を出てすぐの位置で家庭菜園をする場合も、採った野菜をそのままキッチンで使うことができるので楽ですね。
勝手口の外にサンダルを置いたままにすると風で飛んで行ってしまったり雨で汚れてしまうので、勝手口の内側に土間を付けられそうなら付けた方が使いやすいです。
外から食材を運びやすい
勝手口があると、重たい食材などを運び入れるのに便利です。
車でまとめ買いをする方は駐車場と勝手口・キッチンを近くに配置することでさらに使いやすくなります。
緊急時の避難経路になる
緊急時には玄関のドア以外にも、外に出る手段を用意していた方が良いみたいです。
リビングに掃き出し窓がある場合はそれでも良いですが、キッチンとリビングが離れている間取りの場合は勝手口があった方が安心かもしれないですね。
緊急事態なんてそうそう起きないって思うかもしれませんが、玄関ドアが封鎖されて外に出られなくなってしまうケースは意外と多いようです。玄関ドアの真ん前に置き配の荷物を置かれてしまったり、風で何かが倒れてきて開けられなくなる場合など。
考えたくないですけど家の中で泥棒と遭遇してしまった場合も、玄関以外の避難経路が欲しいですよね。
勝手口のデメリット
勝手口のデメリットは、コストと防犯性能です。コストに関しては、それに見合う使い方ができれば問題ないと思いますが、防犯対策はしっかりとしておくことが必要です。
施工費用・メンテナンス費用
勝手口を設置するには費用がかかります。勝手口のドアの価格と、上に庇を付けるのでその費用が必要になります。
うちが見積もりを取ったハウスメーカーでは、勝手口ドアと庇を合わせて14万円ほどでした。
勝手口ドアの耐用年数は20~30年くらいらしいですが、どのくらい頻繁に使うかで変わってきます。ドアの部品はもう少し早く故障してしまうようです。
防犯対策が必要
勝手口は家の裏側など目立たない位置にあることが多い上、玄関よりも鍵の性能が低いこともあるので、泥棒に狙われる可能性があります。
勝手口の防犯対策をするには次のような方法があります。
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害虫の侵入経路になる
Gなどの害虫の侵入経路は色々ありますが、勝手口もその1つです。特に網戸にした状態で使っていてGが侵入してきたという人が多いです。
キッチン周りはGの好物が多いですから、ブラックキャップなどで対策しておきたいですね。