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効率的で失敗しないハウスメーカーの選び方

先日、土地を契約してきました。ハウスメーカーとの契約はこれからですが、どこと契約するかは決めています。

ハウスメーカー選びは正直大変でした。はっきりとこだわりがある方はスムーズなのかもしれませんが、「家事のしやすい間取り・自分好みのデザイン・予算」くらいしかこだわりがなかった私たちにとっては、選択肢がたくさんありすぎて……

土地も同時に探していたので、時間がなくて焦りましたが、無事に納得いくプランで契約できそうです。

今回の記事では、ハウスメーカー選びの決め手や、土地を一緒に探す場合の流れについて書いていきます。

ハウスメーカー選びでまずやること

ハウスメーカーを決める際、私はまずスーモで一括カタログ請求をしました。でもこれは失敗だったような気がします。

たぶん10社近く請求したと思うのですが、5社くらいから立て続けに電話がかかってきて、どっと疲れてしまいました。どこの会社も同じこと聞いてくるんですもん……どこのエリアでお探しですか?とか、今のマンションの更新はいつですか?とか。それ最初に聞く必要あるんでしょうか。こちらとしては、もっとハウスメーカーの特徴とか実例とか価格帯とか知りたいんですけどって感じでした。

カタログが届いても、カタログではわからないことだらけで何を基準に選んだら良いのかわからない状態でした。山積みになってるカタログの中には、一度しか見ていないものもあります。

間取り図一括請求サービス

ハウスメーカーを比較検討する際に便利なのが、自宅にいながら間取りプランや見積もりを取り寄せできる無料サービスです。

ネット上のフォームに希望条件を入力するだけで、複数社から間取り図プランや見積書を無料で取り寄せるサービスがあります。

ハウスメーカーのカタログだけでは価格はわかりませんし、坪単価も目安でしかありません。同じハウスメーカーでも、間取りや住宅設備の仕様によって大きく変わってきます。自分の希望を叶えるにはどのくらいの費用が必要なのかを把握できれば、ハウスメーカー選びの大きな判断材料になります。

ハウスメーカーに足を運ぶのは時間を取られることです。自宅である程度絞ることができていれば、とても効率が良いです。

スーモカウンターへの相談もおすすめ

スーモカウンターでは、初歩の初歩から丁寧に教えてくれました。ハウスメーカーのだいたいの価格帯や、ハウスメーカー選びから引き渡しまでのスケジュール、ローンの話など。家の価格には本体価格だけでなく、付帯工事や諸費用というのもあって、その中にはどんなものが含まれるかというお話も。私たちがその時点で聞きたかった話をすべて聞くことができました。

そのあとは希望の条件などを伝えて、その場でメーカーとの約束を取り付けてくれます。

スーモカウンターで相談する場合の最大のメリット

私が思うスーモカウンターのメリットは、良い営業さんを紹介してもらえるということです。

直接住宅展示場などに予約をした場合、おそらく手が空いている営業さんが対応してくれると思います。そのとき対応してくれた人が基本的には担当の営業さんになるので、ずっとお世話になることになります。これが結構厄介で、正直ハズレな営業さんもたくさんいらっしゃいます。

スーモカウンターを通す場合は営業さんの希望(グイグイ来る人はやめてほしいとか、ベテランが良いとか)を伝えることができますし、相性が合わなかった場合は変えていただくこともできます。スーモカウンター的にも契約まで進んでもらえる方がありがたいはずなので(契約まで進まないとスーモカウンターは儲からない)、やり手の頼りになる営業さんを紹介するようになっているのだと思います。

スーモカウンターでは最初の打ち合わせの後と成約後にアンケートがあります。なので評判の悪い営業さんは紹介されなくなるのだと思います。

スーモカウンターで聞いたお得情報

スーモカウンターでは、ハウスメーカーでは聞けないような情報も教えてくれます。

私たちが聞いたお得情報は、家を建てる時期を焦っていなかったとしても、ハウスメーカーには急いでない感を出してはいけないということです。

ハウスメーカーではお客さんをランク付けします。すぐに金になる客とならない客。当然、すぐに売り上げにつながるお客さんを優先します。急いでいないお客さんには良い土地の情報も回ってきません。そこで、たとえ急いでいなかったとしても、いい土地さえあればすぐにでも建てたい感は出していたほうがお得だそうです。

スーモカウンターを経由するとお得なのか

スーモカウンターを通してハウスメーカーと契約すると、成約特典として5000円相当のポイントがもらえます。単純な私はお得!と思ってしまったのですが、夫はかなり疑っています。スーモカウンターを通すとハウスメーカーはスーモカウンターにお金を払わないといけないので、スーモカウンターを通してない客限定で何らかの割引があるのでは?と疑っていました。

スーモカウンターの規約で、スーモカウンターを通した客も通してない客も同様に扱わなければならないという制約がハウスメーカーに課されるようですが、それが本当に守られているのかは知りようがないですからね。

まぁ夫の考えが合っていたとしても、私は良い営業さんを紹介してもらえたので満足しています。

ハウスメーカーを選ぶ基準

複数のハウスメーカーさんとの打ち合わせを経て、どのように絞り込んでいったかを紹介します。

営業さんの仕事ぶり

先ほども触れましたが、ハウスメーカーを選ぶ際に私たちは営業さんとの相性を結構重視しました。

営業さんが家を建ててくれるわけではないので、誰になっても構わないという方もいらっしゃるかもしれません。でも私は複数社の営業さんと話をしてみて、営業さんとの相性ってすごく大切だなと感じました。

話が通じない営業さんって本当にストレスです。レスポンスが遅い営業さんも厄介です。さらに重要なことに、営業さんの力量によって値引き額やオプションのサービスなどが変わってくるのです。全く同じ家なら安い方が良いですよね。

金銭感覚が合わない営業さんも苦手です。オプション価格について尋ねたら、「全然安いですよ、2~3万じゃないですかね?」と言われましたが、払う側からしたら2~3万円は安くないです。

総合的なお得感

見積もりってメーカー毎に全然フォーマットが違うし、どこまでの費用が含まれているのかわかりづらいし、標準仕様も全然違うし、簡単に比べられないですよね。でも一生に一度の高い買い物なので、しっかり比べたほうがいいです。不透明なところはガンガン営業さんに確認して良いと思います。

オーナーさん宅訪問

オーナーさん宅訪問ではリアルなサイズ感・リアルな予算のお宅を拝見できるのでとても参考になります。さらにオーナーさんとハウスメーカーとの関係も確認できます。

オーナー宅訪問ってオーナーさんにはほとんどメリットがないですよね。掃除も大変だし、お休みが潰れるし、謝礼は一応もらえるらしいですがたいしたことないらしいです。それでも協力したいと言ってくれるのは、出来上がったお家に満足しているってことだと思います。ハウスメーカーと良好な関係を築けている証拠だと思います。

土地探しはどのタイミングでやるか

土地探しを並行して行う場合に知っておかなければならないのは、ローンを組む際にハウスメーカーの契約書が必要になるということです。

土地は1点物なので、いい土地が見つかったら早く行動しなければなりません。でも土地を申し込んでからローンを組むまでにはあまり猶予がありません。それまでにハウスメーカーとの契約もしなければなりません。私たちの場合は、土地の申し込みから契約までが2週間、その後ハウスメーカーの契約書を取る期限までは5週間ほどでした。

土地探しはハウスメーカー選びと同時進行するか、ハウスメーカー選びの方を先行するくらいがよいかもしれません。

最終的な決め手は?我が家の場合

我が家がハウスメーカーを選んだ時の決めてを紹介します。

頼もしい営業さん

担当の営業さんには初回打ち合わせで心を掴まれました。私たちの予算は十分過ぎるのではないかと営業さんがおっしゃったからです。

偏見なんですけど、ハウスメーカーの営業さんって、客の予算を使い切ること、あわよくばそれ以上の契約を取ることを目指していると思っていました。なので「そんなに予算いらないですよ」と言われたときはびっくりしました。

土地探しでもとても頼もしくて、「予算オーバーの土地だったとしても相談してください、なんとかしますから」とおっしゃっていただきました。実際、当初の予定より結構オーバーした土地を契約したのですが、色々サービスをしてもらった結果、見積もりは予算内に収まる目途がたっています。

坪発注という安心感

我が家が契約したメーカーは坪発注なので、契約後に窓の数が増えようがドアが増えようが価格は変わらないそうです。他のメーカーではドアを引き戸にするのに1か所2~3万すると言われましたが、開き戸も普通の引き戸も引き込みの引き戸も価格が変わらないそうです。

間取りは契約後の打ち合わせて完成させるものなので、契約段階では建具が何枚になるのかなんて決まってないですよね。契約段階で予算ギリギリだった場合、契約後の費用追加は痛いです。その点、間取りの変更でも大きく価格が変わらない坪発注は魅力だなと思いました。

まとめ

知識0から始めた注文住宅づくりですが、なんとか土地契約も終了し、ハウスメーカーさんも決まりました。

最初は何を基準にハウスメーカーを選んだらいいのか全然わからなかったのですが、スーモカウンターのスタッフさんや、ハウスメーカーの営業さんと話すうちに、自分の中の基準が見えてきました。

たとえ全然相性の合わない営業さんだったとしても、それはそれで学ぶことはあるし、時間はかかったけど無駄ではなかったなと思いました。

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