いくら家を片づけようと思っても、家族の協力が得られなければ難しいですよね。でも、片づけるように何度も催促するのも疲れるもの。
そこで私が注文住宅を建てる際に作ったのがフリースペースです。セカンドリビングやファミリースペースなどとも呼ばれていて、採用している人も多いようです。
フリースペースを作るメリット
1階にメインのリビングがあって2階にセカンドリビングを作れば、様々なメリットがあります。
1階のリビングが散らかりにくい
OA機器やゲーム、漫画など、散らかりやすいものはフリースペースに置くようにすれば1階のリビングは散らからずに済みます。
2階は多少散らかっていても良しと割り切れば、心穏やかに過ごせます。
我が家では夫の仕事関係書類とかNintendo Switchなんかが散らかる原因になるので2階に置いています。Switchはリングフィットのコントローラーとか生活感丸出しなのですが、毎回綺麗に片づけるとダイエットのモチベーションが下がってしまいます。ヨガマットとかも片付けるのが面倒なのでクルクル巻いて壁側に立て掛けておくだけです。
来客時の退避所
来客があったときに2階にもセカンドリビングがあれば、家族はそこでくつろぐことができます。
また子供が友達を連れてきたときに、自分は1階のキッチンで作業しながら子供たちは2階のセカンドリビングで遊ぶこともできます。
余りがちな2階スペースの有効活用
暮らしやすい間取りを考えると、水回りやLDKを1階に配置するケースが多くなります。そうなると我が家のように住む人数が少ない場合、2階のスペースが余ってしまいます。
フリースペースを作ることで2階の余ったスペースを有効活用できれば、総二階の間取りにすることができます。総二階にするメリットは例えば次のようなこと。
デメリットもあるので、設計士さんとよく相談して打ち合わせを進めたいですね。
家族のセカンドリビング兼”妻の部屋”
個室にするほど籠りたい趣味があるわけではないけど、リビングや寝室以外に趣味スペースがあると嬉しいですよね。
うちも私の個室は作らなかったけど、フリースペースがあるおかげで集中してパソコンしたり、家族の目を気にせずSwitchでエクササイズしたりできています。
フリースペースのデメリット
うちは今のところフリースペースを取り入れたことに後悔はしていませんが、用途をしっかり決めてつくらなければ無駄なスペースになってしまうこともあります。
家の断熱性・空調計画が重要
フリースペースは壁や扉がないので空調が逃げてしまいやすいです。なのでフリースペースを採用する際は断熱性能のしっかりしたハウスメーカーと契約することが重要です。
我が家の場合、冬場は1階リビングの床暖房の熱が2階の廊下やフリースペースまで伝わってくれるので、採用して良かったと思ってます。夏場は2階のエアコンの冷気をサーキュレーターとシーリングファンで1階に送っています。
快適に使うためには空調の計画も大事ですね。全館空調を検討してもいいかもしれません。
音が伝わりやすい
間取りによってはフリースペースの音がリビングや他の個室に伝わってしまう可能性があります。
うちは夫婦2人なのでお互いに音量に配慮しながら問題なく使えていますが、家族が多かったり子供のお友達が遊びにきたりする場合は音に気を付けて間取りを考える必要があります。
我が家のフリースペース
我が家の間取りやフリースペースの用途を紹介します。
間取り
我が家のフリースペースはリビングの吹き抜けに面したところを腰壁にして、1階を覗き込めるような配置になっています。(間取図では”PL”プライベートリビングと記載しています)
家族が1階と2階で別々なことをしていても、気配は感じるし会話もできるようにしました。
フリーススペースの使い方
セカンドリビングには私のパソコンを置く用のカウンターテーブルと、本がたくさん置けるように棚を2段付けました。ブラケットを多用してるので結構いいお値段です。
カウンター上のコンセントはパソコンのモニターで隠れる位置、下のコンセントはパソコン本体で隠れる位置につけてもらいました。下のコンセントは宅内LANになっています。
夫の希望でパナソニックの畳ヶ丘もつけました。当初は造作のベンチを作ってもらう予定でしたが予算の都合上畳ヶ丘になりました。畳ヶ丘はお昼寝したりゴロゴロしたりするのにちょうどいいです。シエスタスペースというやつですね。本物の畳じゃないので独特の匂いもしないですし。
畳ヶ丘は中が全部収納になっているので付けて良かったと思います。ゲームやOA機器関連のパッケージや付属品なんかがごちゃごちゃ入ってますが普段見えないので気にならない。
2階の腰壁から吹き抜けをのぞき込むと1階のリビングが見えます。本当はのぞき込まなくてもお互いの姿が見えるように腰壁ではなく柵にしたかったのですが、リビングから畳が丘などが見えるとゴチャついてしまうので腰壁にしました。
フリースペースにつながる廊下には造作の壁面本棚を付けてもらいました。吹き抜け横なので圧迫感を感じなくて良いです。
まとめ
フリースペースのメリットや、おすすめの使い方について紹介しました。
こんな人におすすめですので、検討してみてはいかがでしょう。