生活クラブの脱退(退会)はとてもわかりにくい!私が所属している地域は公式サイトに脱退方法が記載されていません。そこで実際に退会手続きを行った際の手順と注意点を紹介します。
生活クラブ脱退手順
生活クラブを解約する手順は下記の4ステップです。それぞれ詳しく紹介していきます。
- STEP1各地域のコールセンターに電話
- STEP2脱退届を受け取る
- STEP3脱退届と組合員証を生活クラブに届ける
- STEP4出資金の返金を確認する
電話で脱退の手続きをする
生活クラブ東京のお問い合わせページには”▼脱退の際はお手続きが必要です。下記コールセンターにご連絡ください。”と記載されているので、各エリアのコールセンターに電話すれば解約できることがわかります。
しかし私が所属している都道府県の生活クラブの問い合わせページやFAQには脱退方法に関する記載は一切ありませんでした。そこで都道府県のコールセンターに電話をかけたところ、問題なく解約手続きができました。一応組合員番号が書かれた書類を手元に準備してから電話をかけましたが、氏名だけで退会手続きができました。
地域によっては注文専用ダイヤルや非会員用のフリーダイヤルが用意されているので、かけ間違えないようにしましょう。
電話が繋がりにくい上に電話代がかかるのがネックですね。
脱退手続きをするだけなのに通話時間4分もかかってしまった。電話代120円の出費!ちなみに特に引き止められるということはなく、最後に脱退理由をさらっと聞かれただけでした。
脱退届を受け取る
次の配達の際に脱退届の用紙を配達員さんが渡してくれます。
脱退届に書く内容は地域によって異なるかもしれませんが、私のときは「日付、氏名、組合員番号」のみでOKと配達員さんから説明を受けました。
脱退届と組合員証を生活クラブに届ける
必要事項を記入した脱退届と組合員証を生活クラブに届けます。直接センターに持っていくか、郵送(切手代は自己負担)にするか電話で聞かれます。
当月で脱退する場合は脱退届の提出締切日がありますので注意しましょう。
私の場合は脱退届の受け取りが18日で提出期限が20日でした。郵送すると間に合わない可能性があったので、脱退届を持ってきてくれた配達員さんが脱退届の記入を待ってくれて、持って帰ってくださいました。無事当月退会ができました。
地域や時期によって脱退届の提出締切日が異なっている可能性があるので、脱退を決めたら早めに行動しましょう。
締日を過ぎると、個別システム手数料や月刊誌の購読料、エッコロ共済掛け金を余分に払わなければならない可能性があります。
出資金の返金を確認する
脱退の手続きが終わってから出資金の返金までは約2ヶ月かかると説明を受けました。問題なく返金されているかどうか忘れずに確認しましょう。振込手数料は利用者負担で、手数料の金額は金融機関によって変わります。入会時には郵便局だと手数料が一番安いという説明がありました。
振込手数料の金額がわからなかったので調べてみましたが、公式サイトや入会時にもらった資料には書かれていませんでした。
私の場合は脱退した翌月に引落と返金が相殺されて入金されていました。配達員さんから受けた説明よりも早く返金されて良かったです。振込手数料については明細に書かれていなかったので、もしかしたら通常の引落と相殺したことで無料になったのかも?
生活クラブをやめた理由
私が生活クラブを退会した理由について紹介します。
食品の質が悪い
今まで生協に限らず食材宅配は色々試してきましたが、生活クラブは野菜や果物の質が一番悪かったです。傷んでいるものが届いたことが何度かあります。
不良品の報告は電話でしかできず、電話代はこちら負担なので厄介です。
カタログやビニール袋の処理が面倒くさい
生活クラブでは毎週大量に届くカタログを拒否することができません。必要なカタログのみ選択するこもできません。
▲毎週この量のカタログが届きます。
カタログは回収してくれるのですが、注文書や個人向けのお知らせと一緒に袋に入っているので仕分けが面倒くさいです。オンライン注文なので注文書も入れないようにしてくれると助かるのですが、それもできないそうです。
消費材が入っているビニール袋も回収してくれますが、所定の方法で処理する必要があって手間がかかります。名前シールの部分をハサミで切り取り(シールを剥がすだけではダメ)、異物混入を防止するために底を切らないといけないです。
エコの観点からも、他の生協ではカタログレスにできるサービスがあったりします。例えば今私が所属しているパルシステムではオンラインのマイページや注文書を使って簡単にカタログを届けないようにしてもらうことができます。
欠品が多い
天候の関係で欠品するのは仕方のないことですが、他の生協と比べると欠品の頻度が多かったです。同じ野菜を4週連続で注文して1度も届かなかったので、野菜を注文するのは諦めました。
届いたその日に調理するつもりでいるので、欠品は結構痛いです。配達後にスーパーに買いに行く余裕もないですし。
欠品しないようにたくさん準備して余らせてしまうのは生活クラブの理念とは反していると思うし、そこまでしてほしいとも思ってない。ただ私の生活スタイルとは合わなかったので、退会に繋がりました。
値上がりに付いていけなくなった
生活クラブに入会したころは豚バラ肉がグラム210円くらいで毎週注文していたのですが、数か月で30%くらい値上がりしてしまいました。お肉に限らず色々なものが値上がりしています。
スーパーより少し高いくらいだったものが、スーパーの倍近い値段となるとなかなか手が出ません。
昨今の情勢を考えれば値上がりは仕方ないことですし、生産者さんに還元されているなら良いことです。でもうちのお財布事情には合わなくなってきたので退会を決めました。
商品数が少なくて飽きた
生活クラブは他の生協と比べると扱う商品数が少ないので、飽きやすいです。
野菜は欠品や不良品に当たることが多かったので頼まなくなり、お肉はどんどんね上がっていく。食材セット(ミールキット)はどれも似たような見た目でビビっとこないし、惣菜は味が濃いものが多い。
脱退直前にはもう調味料と冷凍野菜、乾物、お米くらいしか買わないようになっていました。
まとめ
生活クラブを退会するための手順と注意点、やめることに決めた理由について紹介しました。
退会のきっかけとなったデメリットを中心に紹介しましたが、それ以外にも細々とした不満はたくさんありました。そちらに関しては下記の関連記事をご覧ください。
生活クラブは他の生協と比べると少しクセの強い所があるので合う合わないがありますが、高くても安全なものを食べたい、多少の面倒くささは気にならないという人には向いていると思います。
おいしくてリピートしていた消費材については別の記事で紹介しています。