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生活クラブを実際に利用して感じたデメリットと他の宅配生協との比較

生活クラブを実際に利用してみて体感したデメリットや、他の宅配生協との違いについて紹介します。

生活クラブは安全性や地球環境に対してこだわりの強い生協なので多少胡散臭さも感じますし、合う人・合わない人が顕著に出やすいと思います。利用してみたいけどちょっと怖いという人の参考になれば良いなと思います。

デメリット

生活クラブを実際に利用してみて感じたデメリットを紹介します。

クーラーボックスを自前で用意しないといけない

生活クラブでは配達時不在の場合、自前でクーラーボックスや保冷剤を用意する必要があります。※地域によって異なります。

私はロゴスの氷点下パック2つに、ダイソーの保冷剤を補助で入れて使っていました。

配達員さんがその場でコンテナや保冷箱からクーラーボックスへ入れ替えるので、結構雑な入れ方がされているときがあるのも気になります。

コープデリをやっていたときは、常温・冷蔵・冷凍それぞれ別の容器に入れて置いておいてくれたのですごく便利でした。

冷凍用の保冷箱は生活クラブから購入することもできますが、正直高いので好きなブランドのクーラーボックスを購入した方が良いと思います。

野菜が常温で届く

野菜は冷蔵で届くと思っていたので大きめのクーラーボックスを購入したのですが、野菜もお米も常温で玄関に置かれていてビックリ。温度や日光で傷むのも嫌だけど、虫が寄ってきそうなのも気になるので野菜は頼むのをやめてしまいました。

もしかしたら地域や配達員さんによって対応が違うかもしれません。

カタログの拒否ができない

生活クラブはネット注文もできるのに、カタログを止めてもらうことができません。また不要なカタログを除外してもらうこともできず、全員に同じカタログセットが届きます。

▲これだけのカタログが毎週届きます。

カタログは回収してくれますが、毎週仕分けるのが面倒です。カタログの袋の中には個人情報が入った注文用紙や個別のお知らせも混じっているのでうっかり返却や資源ゴミに出してしまわないように注意が必要です。

今はパルシステムに乗り換えましたが、ウェブサイトや注文用紙を使ってカタログの停止ができるのでありがたいです。忙しいから宅配生協を利用しているのに、カタログやピッキング袋の仕分けで時間が取られるのは面倒ですよね。

毎月の増資・月刊誌の購読費・共済費がかかる

生活クラブでは毎月、出資金の増資(強制)・月刊誌の購読(強制)・エッコロ共済(一応任意)の掛金などの固定費用がかかります。

出資金の増資

出資金は生協に加入するときにみんなで少しずつお金を預けて、運営資金に充てるお金のことです。

他の生協は加入時のみ必要で増資は任意のところが多いですが、生活クラブでは毎月1,000円以上の増資が必要になります(額は地域によって異なるかもしれません)。

脱退する際に全額返還されますが、振込手数料を引かれてしまう上、利子もつかないので他の生協と比べるとデメリットだと感じます。パルシステムとかは配当金があって、銀行の利子よりは高めだったりしますが、生活クラブで配当金を出しているのかはわからないです。1年近く所属していましたが受け取ったことはありませんし、ウェブサイトで配当金に関する公示を検索しても出てきませんでした。生活クラブ東京は配当金を出してるっぽい?

月刊誌の購読費

生活クラブでは「生活と自治」という月刊誌を購読するのが強制で、毎月100円かかります。

中には購読拒否することができた人や、届くのは拒否できないけど費用の支払いは拒否できたという人がいたので、これも地域差があるようです。入会時に確認してみましたが、私が所属する地域は強制でした。

エッコロ共済

エッコロ共済は生活クラブの組合員がつくったオリジナルの共済制度で、組合員同士で助けあう仕組みづくりをしています。加入するには毎月100円の共済金が必要です。

最初に説明を受けた際、消費材の盗難に合った時の保証をしてもらえるので加入してくださいと言われたので加入しました。これも強制かと思っていたのですが、加入は任意だそうです。

盗難保証以外にも家事支援や託児などのサポートを受けることができるらしいのですが、正直使い方がよくわからない……サポートが必要なときは自分でケア者を探すと書いてあるけど、生活クラブに加入している知り合いなんていないし、かなりハードルが高いような。普段から生活クラブのイベント等に積極的に参加している人しか使いこなせないような気がします。

勧誘が強め

資料請求をするとカタログと無料プレゼントを対面で受け取るのですが、その際に結構強めに勧誘を受けました。資料をゆっくり見たりプレゼントを試食してから検討するものだと思っていたので、いきなり勧誘されてビックリ。

保険や電気の勧誘も

生活クラブの資料請求をしてすぐ、コープ共済や生活クラブ電気の勧誘の電話がかかってきました。

生活クラブ電気は生活クラブの加入者しか契約することができないのに、今勧誘されても……って感じでした。電力会社ってコロコロ気軽に変えるものじゃないから、少なくとも加入して数か月は試してみないと生活クラブを続けるかどうか判断できないのに。

その後も共済や電気の勧誘電話が何度もかかってきて憂鬱でした。

不良品の報告は電話のみ(フリーダイヤルではない)

不良品(生活クラブでは事故品と呼んでいる)に当たってしまった場合、コープデリはフリーダイヤルが用意されていたしパルシステムはお問い合わせフォームがあります。しかし生活クラブは電話代が必要になります。

私はコープデリでは不良品に当たったことはありませんが生活クラブでは何度かあります(漬物のパッケージに穴が開いていたり、ジャガイモが緑色になっていたり)。ただでさえ予定していた料理を作れないという不便があるのに、その上電話代を払わされ、電話が繋がるまで待たされることも考えたら報告しない方がマシだなと思って諦めました。

デポー(実店舗)が近くに無いと不利

デポーとは生活クラブの消費材を買うことができる実店舗です。店舗数は多くないので、近くに無いから利用できないという人も多いと思います。

生活クラブの消費材のレビューを読んでいると、デポーに並んでいるものは状態が良いのに配達のものは良くない(デポーに置くと売れ残るレベル)という意見をよく見かけます。自分の目で見て選ぶことができないので、不公平にならないようにしてほしいなと思いますね。

生活クラブだから安心!とはならない

生活クラブは生協の中では添加物や農薬に対する基準が厳しい方ではありますが、完全に信用できるわけではありません。

例えば私が所属している地域のパンにはショートニングが使われていて、反対意見も多数あるのに何年も改善されていない状況です。

生活クラブはトランス脂肪酸含有量の少ないショートニングの開発をしているようですが、”主原料にショートニングを使用している消費材の多くは”という曖昧な書き方になっているので安心して購入することができません。

ショートニングを使用している消費材があるのはなぜですか
製品の性質や価格を考慮し、ショートニングを使用している消費材があります。
生活クラブでは、トランス脂肪酸の含有量を10g当たり0.06gにまで抑えた提携生産者(月島食品工業(株))のショートニングを、消費材の原料用として開発しています。主原料にショートニングを使用している消費材の多くは、この原料を使用しています。

https://shop.seikatsuclub.coop/qa/12.html

酵母エキスやぶどう糖果糖液糖が使われている消費材もあるので、生活クラブだから安心と過信せずに自分の目で確認してから購入する必要があります。カタログに原材料や産地がしっかり載っているので、その点では親切だなと思います。

他の宅配生協との比較

各生協の個別配達対応エリアや手数料、支払い方法、価格帯についてまとめました。

表にまとめるために省略している箇所があるため、詳しくは各生協の資料等をご覧ください。

生活クラブパルシステムコープデリおうちCO-OP
対応エリア東北・関東・中部・関西の21都道府県
※一部地域除く
東京/神奈川/千葉/埼玉/茨城/栃木/群馬/福島/山梨/長野/静岡/新潟
※一部地域除く
千葉/埼玉/東京/茨城/栃木/群馬/長野/新潟神奈川/静岡/山梨
※一部地域除く
個配手数料(税込)
※地域や注文金額により変動します
0円~275円
0円~270円
0円~220円
0円~165円
支払い方法口座振替口座振替、クレジットカード口座振替口座振替
価格帯低温殺菌牛乳900ml:298円
平飼卵6個:337円
国産小麦食パン:380円
鶏モモ肉100g:213円
低温殺菌牛乳1ℓ:280円
平飼卵6個:376円
国産小麦食パン:214円
鶏モモ肉100g:168円
低温殺菌牛乳1ℓ:321円
平飼卵6個:365円
国産小麦食パン:267円
鶏モモ肉100g:153円
低温殺菌牛乳1ℓ:321円
平飼卵6個:365円
国産小麦食パン:321円
鶏モモ肉100g:160円

記載している価格は2023.10.14時点で公式サイトより調べた内容となっております。時期によって価格は変動します。

パルシステム

パルシステムは添加物などの基準が厳しい割にはそこまで高いわけではなく、コスパが良いと感じます。価格帯はイオンやイトーヨーカドーなど中価格帯のスーパーと同じくらいで、物によってはスーパーよりもお得に買うことができます。

同等の品質のもの(例えば国産小麦のパンや低温殺菌の牛乳など)を比べた場合、スーパーや他の生協よりも安く手に入ることが多いです。とにかく安ければ良いという人には向きませんが、原材料にこだわりたい、美味しいものが食べたいという人にはお勧めできます。

特に国産小麦の食パンが214円(税込)で買えるお店はなかなか無いと思います。ほとんどのお店で300円以上しますよね。

個別配達手数料が少し高めではありますが、クレジットカード支払いが可能な点が魅力的。普通の生協だと注文しない週も手数料を取られてしまいますが、パルシステムの「タベソダ」というアプリ完結サービスに切り替えれば、注文しない週は手数料がかかりません。

パルシステムに入会するならお友達入会特典を利用して「おためし宅配」から始めるのがお得です!私はおためし宅配を利用した後に「タベソダ」に切り替えて使っています。

入会特典付き

このリンクから申し込むと入会特典を受け取ることができます。入力されている紹介コードを消してしまうと特典を受けられないのでご注意ください。紹介を受けてもお互いに個人情報を知られることはありませんのでご安心ください。

コープデリ・おうちCO-OP

コープデリとおうちCO-OPは配達エリアが違うので、お住いの地域によってどちらを選ぶかが決まります。

生活クラブやパルシステムと比べると安全基準が緩めで、亜硝酸ナトリウムやタール色素等の使用を禁止していません

安全な食品を求めているなら個人的にはパルシステムの方がおすすめです。

コープデリとおうちCO-OPはコープオリジナル商品以外にもフジパンや明治乳業などナショナルブランド製品も多数扱っていますが、スーパーと比べると価格は高いです。注文しない週も配達料を取られてしまうことを考えたらネットスーパーの方が良いかなと思ってしまいます。

楽天西友ネットスーパーイオンネットスーパーコープデリ
明治ブルガリアヨーグルト400g186円183円199円
雪印メグミルク カマンベールチーズ90g322円386円397円
金のつぶ たまご醤油たれ106円116円127円
おうちCO-OPはこちら

まとめ

私が今まで利用してきた宅配生協について違いをまとめました。それぞれメリット・デメリットがあると思いますので、資料請求やお試しセットなどを利用して自分に合ったところを探してみてください。

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