【マイホーム】失敗談を公開中 >> クリックで見る

注文住宅の窓の位置やサイズ・種類で失敗・成功した体験談

間取り図や外観図からは気づきにくくて後悔しやすい、窓関係の失敗談や成功体験を紹介します。

窓の位置やサイズは耐震強度にも関わりますし、採光や換気などの法律もあるので、打ち合わせが進むと変更できない場合もあります。間取りの打ち合わせのときにしっかり検討しておきましょう。

成功したこと

個人的に採用して良かった窓の位置やデザインなどを紹介します。

引き違い窓は1か所のみ

うちはリビングの掃き出し窓以外は引き違い窓を1つも作りませんでした。一番の理由は虫が大嫌いだからです。引き違い窓は開ける方向を間違えると、隙間ができるので虫が入ってきてしまいます。家族がちゃんと開け方を守ってくれるか心配だったので、引き違い窓は作りませんでした。

引き違い窓は他にもデメリットがあります。

  • 鍵の部分に穴を開けることで簡単に開錠でき、開口部が大きいので侵入しやすい
  • 他の窓に比べて気密性が低い
  • 部屋の中から外側の拭き掃除ができない

リビングの掃き出し窓も本当は作りたくなかったけど、玄関からしか外に出られないのは非常時に困るし、大きな家具が万一玄関から入らなかったときのために掃き出し窓を作りました。でも普段はシャッターを閉めっぱなしで使っていません。

デザイン性だけじゃない上げ下げ窓

上げ下げ窓のデザインが好きなので家の正面に使いましたが、上げ下げ窓はデザインの良さだけではなく実用性も高い窓です。

滑り出し窓と違って少し開けるだけでも風が入ってくるし、下の画像のように斜めに開けることもできます。

この開け方だと外から部屋の中が見えにくく、多少の雨なら部屋が濡れることもないです。

室内側から窓の外を拭くことができる点も上げ下げ窓のメリットです。

お風呂やトイレは窓無し

換気目的なら窓を付けるよりも換気扇方が優秀ですし、窓があると掃除が大変なので、解放感を求めないなら窓は付けなくても良いかなと思います。窓を付けるとお風呂の断熱性が下がってしまう原因にもなります。

窓から紫外線が入ってくると樹脂が変色してしまうというデメリットもあります。トイレが黄ばんでしまうのを少しでも防ぐなら、紫外線が入ってこないような工夫が必要です。

設計士さんからは窓を付けることをお勧めされていましたが、言うことを聞かなくて良かったです。

滑り出し窓はカムラッチよりオペレーターハンドル

滑り出し窓のハンドルはクルクル回す「オペレーターハンドル」90℃回転させて押し開ける「カムラッチ」の2種類から選ぶことができたのですが、うちはオペレーターハンドルを選びました。

オペレーターハンドルは網戸を閉めたまま窓の開閉ができるので、虫嫌いの私は絶対こっち。デメリットとしてはクルクルするのが結構大変で手が疲れることと、カムラッチと比べると故障しやすいこと。

モデルハウスのオペレーターハンドルはグラグラになっていたので、丁寧に扱った方が良さそう。

カムラッチは窓を開けた勢いで外に転落する恐れもゼロではないので、お子さんのいるご家庭では気を付けたいですね。

失敗したこと

我が家を建てた時に窓関係で失敗したことを紹介します。

縦すべり出し窓の通風がいまいち

キッチンから洗面所まで風が抜けるように縦すべり出し窓をほぼ向かい合わせで付けたのですが、いまいち風が入ってきません。

大きく開けたら入るのかもしれませんが、あまり大きく開けると外から丸見えになってしまうし、強い風が吹いた時に窓が壊れてしまう恐れがあります。

もしかしたら開閉の向きが悪いのかも。どちらも家の裏側に向かって開けるようになっているのですが、裏にはマンションが建っているのでそちらからはほとんど風は吹いてきません。

窓の開ける向きを選べると知らなかったのでハウスメーカー任せになったのですが、防犯やプライバシー的な意味で裏側に向かって開くようになってるのかもですね。
通風のことを考えたらどちらかを道路側に空くようにしたほうが良かったかも。

間取り図や外観図ではわかりにくい窓の高さ

窓を取り付ける高さ(下端)や窓自体の縦の長さは、平面の間取り図ではもちろんわからないですし、外観図からも違和感に気づきにくいです。特に2階の窓は、床からの高さが外観図ではわかりにくいので失敗してしまいました。

3Dパースを作ってくれるハウスメーカーもありますが、うちが契約したところはリビングのパースを1回作ってくれただけでした。あとは造作の棚周りとかは立面図を書いてくれますが、各居室のパースは無かったので失敗してしまいました。

▲書斎の窓なのですが、かなり高い位置に作られてますよね。下端が私の身長(153cm)くらいの位置にあります。

防犯や転落防止のために敢えて高い位置に窓を作るケースもあると思いますが、依頼したわけではないのに高い位置にした意図がわからないんですよね。図面を見て気づかなかったうちが悪いんですけど……

書斎なので机等と干渉しないように高い位置に作ってくれたのかもしれませんが、この部屋を使う夫は窓を開けて風に当たりたかったようなので、それが叶わなくてガッカリしています。

ウインドカウンターと手すりの間に手が挟まる

1階リビングの窓と手すりが干渉しているので意匠性が下がるということは設計士さんからも話があったので承知してました。

しかし意匠性だけの問題ではなく、手すりを持って階段を降りてくると手すりとウインドカウンターの間に指が挟まってしまってかなり痛い。見た目だけの問題というお話だったのに、普通に生活に支障出てしまっていて後悔しています。

自分たちはそのうち慣れますが、お客様が来た時に説明を忘れるとかなり危ないと思います。

テレビに光が反射する

リビングのテレビの向かいにキッチンのfix窓を付けたのですが、テレビが暗い映像に切り替わると窓の光が映り込んでしまって見にくいです。

LDKは吹き抜けもあって十分明るいので、わざわざキッチンの背面に窓を付ける必要なかったかも。

設計士さんってやたらと窓を付けさせようとしてくるんですが、本当に必要かどうかよく考えないといけないですね。

まとめ

窓に関する我が家の成功談・失敗談を紹介しました。何を重視するかは人それぞれなので参考程度にしていただき、自分にピッタリのお家づくりを楽しんで頂けたらと思います。

タイトルとURLをコピーしました