去年はミニトマトの1本仕立てに挑戦したのですが、雨が降るたびに実が割れるしタバコガの被害もあってほとんど収穫できませんでした。今年はミニトマトを育てること自体止めようかなと思っていたところ、ソバージュ栽培という仕立て方を知りました。
ソバージュ栽培とは?
ソバージュとは元々「野生の」という意味のフランス語で、髪型の名前にもなっていますね。
ミニトマトのソバージュ栽培は半放任のような形で、必要最小限の脇芽かきをして育てていきます。
ソバージュ栽培だとなぜ実割れしないのか
ソバージュ栽培は葉の数が多くて根も大きく育つので急な雨や乾燥に強く、実割れしにくいというメリットがあります。
実もたくさんできるので、少ない株数でも毎日収穫できて楽しいです!1本仕立てだと急激に吸った水分が少量の実に集中してしまうところ、ソバージュ栽培だとたくさんの実に分散するので割れにくいんですね。
ソバージュ栽培のデメリット
ソバージュ栽培は実がたくさん生るので1つ1つの実が小さくなる傾向があるようです。うちの実体験としては、確かに小さい実もあるけど大きい実もあるし、味が薄いとかはなくてどれも美味しいです。
ソバージュ栽培は合掌造りがおすすめ
ソバージュ栽培をすると色々な方向に脇芽が伸びるので、合掌造りでネットを張って育てる方法がやりやすいです。脇芽が伸びたら折れないように注意して、ネットに絡ませてあげればOKです。
合掌造りをするならぜひDAIMの棚ッカー(たなっかー)という製品をおすすめします!
棚ッカーに支柱をはめ込むだけで、簡単に1人で丈夫な合掌造りをつくることができます。紐で縛って合掌造りをするのって初心者には難しいですよね。誘引用のゴムで止める方法もあるようですが、これから道具を揃えるという方は専用の製品の方が簡単で見た目も良いのでおすすめです。
うちは手持ちの支柱を使いたかったので8mmにしましたが、他にもサイズのバリエーションがあります。ミニトマトの合掌造りをするならもう少し太い方が良いと思います。長さにもよりますが16mm~20mmくらいが良いでしょうか。
支柱はコーナンのプライベートブランドの物だったと思いますが、ピタっとはまってくれました。
脇芽かきは必要?
ソバージュ栽培は全く脇芽をかかないわけではありません。やり方は人それぞれなんですが、私は第1果房より下の脇芽は全て取っています。あとは高い位置から生えてきた脇芽も取っています。混みあっている場所の脇芽や、合掌造りの内側で日の当たらないところの脇芽を取っても良いみたいです。
1株でいくつくらい収穫できる?
写真は7月中旬の様子です。ワサワサに茂っていて、これから熟す実もたくさん。楽しみです。
うちは大人2人暮らしですが、ミニトマトは3株植えました。食べきれないということもないし、お店で買い足すこともないので丁度良かったと思います。7月に入ってからは1人当たり4~5個くらいは食べているのではないかと思います。
千果・純あまオレンジ・フラガールを1株ずつ4月17日に定植し、7月中旬までの収量は千果が41個、純あまオレンジが69個、フラガールが63個です。千果の収量が少し少ないので、純あまやフラガール3株だったらもっとたくさん食べられたかなと思います。ミニトマトは8月になると収量が落ちるそうですが、ソバージュ栽培では年末頃まで収穫している人もいるそうです。
まとめ
雨があたる露地栽培でも実割れしにくくて初心者でもたくさん収穫できるソバージュ栽培と、合掌造りにおすすめの資材について紹介しました。
ミニトマトが実割れして困っている方、収量が少なくて悩んでいる方はぜひ挑戦してみてください。