鉄のフライパンを使うようになってから、IHクッキングヒーターが毎回汚れるようになってしまいました。フライパンの底を綺麗に洗っても解決しません……せっかく新築なので綺麗に保ちたい。ネット通販や100均などでもシリコン製のIHマットをよく見かけるので色々調べていたところ、IHマットの使用は危険性があるためIHメーカーは推奨していないことがわかりました。
IHマットのデメリット
まずはIHの汚れ防止マットを使うことによるデメリットを紹介します。
IHの温度検知機能がうまく働かない
IHクッキングヒーターには温度センサーが付いていますが、IHマットを敷くことでセンサーが正常に働かない可能性があります。
温度センサーが働かないことで起こるデメリットとしては、揚げ物が失敗する・エラーで調理が停まってしまう・最悪の場合発火する等が挙げられます。
国民生活センターによる実験では、マイカ製のマットで発火を確認、シリコーン製や結晶化ガラスではエラーにより運転停止した製品があったようです。
これが理由なのかはわかりませんが、IHクッキングヒーターのメーカーもIHカバーの使用は推奨していません。
我が家で使っているIHクッキングヒーターの注意事項にも使用禁止の旨が記載されています。
鍋の取り回し性が悪くなる
IHマットのレビューを見ていると、使用中にマットがズレてしまったり、鍋が滑る・もしくは滑らなすぎて使いにくいなどの意見が見受けられます。同じ製品でも賛否様々なレビューが付いていたりするので、その人のクセとか製品の個体差などによるのかも。それなりにレビューの良い製品を買おうと思ったら安くはないので、そのあたり心配ですね。
オールメタルのIHでは使えない製品がある
オールメタルIHとは鉄やステンレスだけではなくアルミや銅の鍋も使えるように開発されたIHクッキングヒーターです。価格が少し高くなるので導入している人は少ないかもしれません。
IH汚れ防止シートはオールメタルIHに対応していないものや、対応しているかどうかの記載が無いものも多いので、デザインや機能などにもこだわる場合は気に入った製品が見つからない可能性も。
IHの汚れを簡単に落とす方法
IH汚れ防止マットの危険性や使い勝手を鑑みて、私は今まで通りマット無しでいくことにしました。毎日でも無理なくできるIHのお手入れ方法を紹介します。
日々のお掃除
焦げ汚れにはセスキ炭酸ソーダが効果的です。
セスキ炭酸ソーダ水スプレーを常備しておけば、手軽にささっとお掃除できます。水500mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯が目安です。水の状態で売っているものもありますが、自分で作った方が低コストです。
熱々のIHに掛けてしまうと一瞬で蒸発するので、少し冷ましてからスプレーしましょう。
IHが完全に冷える前にスプレーした方が汚れが落ちやすいです。
上の画像の真ん中は、セスキ水をスプレーしたところです。擦らなくても汚れがセスキ水に浮いてきています。
セスキ水を拭き取ったらクロスを洗ってもう一度拭き取ります。セスキ炭酸ソーダの成分が残っていると白くなっちゃうので。
セスキ水は皮脂・油汚れにも効果があるので、換気扇や電子レンジ、電気スイッチのお掃除にも使えます。
溜まった汚れの落とし方
毎日掃除していてもだんだん汚れが取れなくなってくることもあるかと思います。そういう時は専用のクレンザーを使ってみましょう。
万能Jr.くんというクリーナーは評判が良く、研磨剤も入っていないのでIHを傷つける心配がないのでおすすめです。ジフ等の研磨剤入りクリーナーはIHを傷つけてしまったり、パネルのプリントがハゲてしまう可能性があります。
万能Jr.くんは焦げ汚れだけでなく、軽度の水垢にも効果があるそうです。錆止めや曇り止めとしても使えるのでとにかく万能。
IHが汚れないフライパンを使う
毎回掃除をするのが面倒だという人は、IHが汚れにくいフライパンに買い替えるのも手だと思います。私は今カローテというメーカーのマーブルコートフライパンに買い替えたのですが、IHが全然汚れないので水拭きするだけで済んでいます。
まとめ
IHに敷くマットの危険性や、IHが汚れてしまった時のお掃除方法、おすすめのクリーナーについて紹介しました。
汚れがこびりついてからでは落とすのが大変になってしまうので、コツコツお手入れしておいた方がむしろ手間がかからないです。