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コンポストの種類と代用できるおすすめ容器

コンポストとは、生ゴミや落ち葉などを堆肥にすることです。

コンポストにはいくつか種類があるのですが、我が家では屋内で密閉容器を使って行う密閉式コンポストと、屋外で使う設置型コンポストの2台体制でやっています。

なぜこの2台体制にしたのか、それぞれのメリットデメリットなどについて紹介します。

乾燥式生ゴミ処理機は電気代がネック

新居に引っ越したら乾燥式(電気式)の生ゴミ処理機を購入する予定でした。虫が大嫌いだし生ゴミの匂いも嫌。生ゴミ処理機の購入費は自治体の補助金が出るので使わない手はない!と思っていたのですが、乾燥式は結構電気代が高いらしいです。毎日使うと1ヶ月当たり1000円くらい。

以前も月の電気代が高くて驚いたという記事を書いたのですが、これ以上電気代がかかるものを増やすわけにはいきません。

乾燥式生ゴミ処理機の導入を悩んでいたところ、ご近所さんから生ゴミを堆肥化しているという話を聞きました。その方は生ゴミ堆肥のおかげで市販の肥料や堆肥などは一切使わず美味しい野菜をたくさん収穫しているとのこと。家庭菜園の大きなランニングコストの1つが土づくりですが、自分の家から出る生ゴミで堆肥を作ればコストもかからないし安全です。そこで我が家も生ゴミコンポストを実践してみることにしました。

コンポストの種類とメリット・デメリット

うちで使っているのは設置型コンポストと密閉式コンポストなので、その2つのメリットデメリットについて紹介します。

密閉式コンポスト

室内で使えるのが密閉式コンポスト。ホームセンターの園芸コーナーなどでも取り扱っていますが、まず可愛いものは置いてないです。室内に置くのでデザインもこだわりたいという方はネットで探してみてください。私が探した中で一番かわいいと思ったのがリブウェルのボカシコンポストです。

こちらのコンポストは非常に人気で、私が見る限りいつもどれかしらの色が売り切れているような状態です。目当ての色が販売されていたらお早めに購入するのがおすすめです。楽天のお買い物マラソンまで待とうかなと思っていたら売り切れちゃいました。

密閉式コンポストの使い方は、生ゴミと一緒に「ぼかし」という発酵を促進させる粉を入れます。ぼかしのランニングコストはかかりますが、電気代に比べたら安いです。ぼかしは米ぬかなどを使って自作することもできます。近所に米ぬかを入手できる場所がある場合は自作してもよさそうですね。お米屋さんで購入する際、米ぬかを無料で持ち帰りできる場合があるそうです。最近は減ってきたようですが、米ぬかを無料持ち帰りできるコイン精米所もあるそうです。

キッチンに置いておけるので、生ゴミが出たらわざわざ外に捨てに行かなくても良いのが密閉式コンポストのメリットです。

ぼかしは近所のコーナンで購入しましたが、ネットで買うならアイリスオーヤマのものが人気みたいです。

うちではEMジャパンというメーカーのEMぼかしを使っているのですが、長ネギを入れると匂いが気になるので、次はアイリスオーヤマを使って見ようかな。

ぼかしはダイソーで買ったプラスチック容器に入れて置いてます。本当はクッキージャーみたいなおしゃれな容器に入れる予定でしたが、ガラス製は重たいし落としてしまった時が悲惨なのでプラスチックに。

設置型コンポスト

屋外の土の上に置いて使うのが設置型コンポストです。田舎住の方だったら畑に緑色のバケツをひっくり返したような大きなプラスチック容器を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

設置型コンポストは庭にある程度広さが必要になります。また見た目が良い容器の選択肢が少ないのがデメリットです。プラスチック製は紫外線の影響で劣化しやすく、木製は腐食の問題があるので何年も使い続けられるものではないみたいです。

木製コンポストは自作している方も多いようです。確かに市販のもので良い感じのサイズとデザインってなかなかないですし、価格がすごく高いんですよね。私は作る技術も場所もないし、塗装する臭いがご近所迷惑になりそうなので市販品を購入しましたが、作ってみるのも楽しそうです。

コンポストに代用できるおすすめ容器

大きなコンポスト容器を置く場所が無い場合や、続けられるかわからないので専用のものは買いたくないという方におすすめの代用品を紹介します。

ジップロック

ジップロックをそのまま置いておくと見た目が微妙なので、ジップロックを海外製のコンポストビンに入れて使っています。当初はこのコンポストに直接入れる予定だったのですが、汚れてしまうのが嫌だったので中にポリ袋を入れたところ水分が漏れてきてしまったため、ジップロックに変更しました。

私が購入したのはイギリスのキッチンクラフトというメーカーのコンポストビン。スチール製で容量は3リットル。日本メーカーの密閉式コンポストは20リットルくらいの大型のものが一般的なので、それと比べるとかなり小型です。でも2人暮らしの我が家には十分。生ゴミの発酵が進むとカサが減っていくので、意外と入ります。

このコンポストビンにはMサイズのジップロックが3枚くらい入ります。Mサイズのジップロックには3日~1週間分くらいの生ゴミが入りました。

ジップロックのメリットは、ぼかしを入れた後で袋を振ったりもみもみするだけで混ぜることができます。別途しゃもじのような道具を準備する必要もありません。軽くてコンパクトなので、2次発酵のために庭に持っていくのも簡単だし、洗いやすいです。デメリットは液肥が取れないことと、汚れて捨てる場合はエコじゃない点です。環境に配慮するなら生分解性のバッグとかの方が良いのかな。

ホーロー製味噌ストッカー

ジップロック方式はやはりジップロックを捨てるのがもったいなかったので、洗って使える容器に変更しました。

野田琺瑯などのメーカーが作っているホーロー製の味噌ストッカーが少人数家族のコンポストを作るのに便利です。しかもデザインも良い。

野田琺瑯の持ち手付き角型Lは1.2リットルの容量があります。

持ち手が付いているのでやはり庭に持っていくのに扱いやすいですし、ホーローだと臭い移りの心配が少ないので長く使えます。

こちらもデメリットは液肥が取れないことですね。液肥を取らないと臭うのかな?と思っていたのですが、コンポストに入れる前に生ごみの水分をなるべく取るようにしたら、発酵が進んでもそこまでベチャベチャになることはありませんでした。

ザル付き保存容器

液肥を使ってみたかったので、ザル付きの保存容器をコンポストにしてみることにしました。

ロック付きの蓋なので臭いが漏れにくくなっています。ザルに脚が付いているので下に液肥が溜まります。透明容器なので液肥が溜まったかどうか外から確認できます。ただし発酵熱による水滴も下に溜まるので、液肥がかなり薄まります。

ザルがあるので中が丸見えになることはありませんが、それでも多少見えるので、キッチンなど目立つ場所に置いて使うのはちょっと気になるかな。

木製プランター

うちで使っている設置型コンポストは、コンポスト用の容器として販売されているものではなく、木製プランターなどを販売しているメーカーで扱っていた木枠とフタを代用しています。屋外でも使えるように塗装されています。

基材には市販の腐葉土を使っています。

本当はこれも2台あった方が良いんですが、横長なので左側の方を発酵させてる間に右側の方に投入するみたいな感じで運用しています。小さいの2つより大きいの1つの方が安いですし、小さいと混ぜにくいですから。

密閉式と設置型の2台体制にしている理由

ガーデニングをしていると、花がらや落ち葉がたくさん出ます。最初は燃えるゴミとして捨てていたのですが、外のゴミを屋内に持って入るのに抵抗があり、屋外に捨てる場所が欲しいなと思うようになりました。

色々調べていると、庭で出た落ち葉や花がら、雑草などもコンポストを使えば堆肥化することができるとのこと。密閉式だけでなく屋外で使う設置型コンポストもあれば私の要望が叶えられると思ったのでこの運用にしました。

落ち葉や花がら等を堆肥化させたい方、でも毎日生ゴミを外に持っていくのは面倒な方には屋内&屋外のコンポスト2台体制がおすすめです。

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