義母から無水調理鍋を貰ったので早速無水カレーを作ってみたのですが、なんだか味が薄い!しかも酸っぱい。
無水カレーと言えば、野菜の旨味が染み出たコク深い味わいを想像していたので、すごくびっくりしました。市販のカレールーを使ってこんなに不味いカレーに仕上がることってある?
せっかく貰った無水鍋だし、美味しい無水カレーというものを食べてみたい!この失敗を元に試行錯誤して、無水カレーを美味しく作るコツを探してみました!
さらに、薄味に仕上がってしまったカレーの味を濃くする方法も紹介します。
無水カレーの味が薄い原因
無水調理鍋で作ったカレーが薄味になってしまう原因は、次のようなものがあります。
生食用のトマトだった
日本で一般的に売られているトマトは生で食べておいしく感じるように作られていて、加熱すると水分が出て水っぽくなることがあるそうです。
大きなスーパーなら調理用のトマトを扱っているかもしれないので、探してみてください。
加熱用のトマトが手に入らない場合は、缶詰のトマトを使うのがおすすめです。
缶詰のトマトを使った無水カレーのレシピは下の方で紹介していますので、参考にしてみてください。
トマトが熟してない
トマトをスーパーで買ったその日に調理したのですが、熟し方が不十分だったかもしれません。トマトは常温に置いておけば追熟できるので、生のトマトを使うなら事前に購入しておいた方が良いですね。
完熟トマトを使ったカレーは農家さん御用達のおいしい料理みたいですよ。
水分の多い野菜の入れすぎ
無水カレーは野菜から出る水分の量に左右されるので、玉ねぎやトマトなどの水分が多く含まれているような野菜を入れすぎると薄味になってしまいます。レシピで〇個という記載になっているとき、大きすぎる玉ねぎを使う場合は量を調整しましょう。玉ねぎ1個はだいたい200g~250g(皮や根元を含む)くらいを指すそうです。
アレンジする場合も水分が多い野菜を入れる場合は他の野菜の分量を減らして調整しましょう。
そもそもトマトカレーが好みじゃない
無水カレーを何度か作ってみて味の薄くないものを作ることには成功しましたが、美味しいとは感じませんでした。トマト缶を使ってしっかり煮込んでも酸味は残るし、市販のカレールーとは合わないと感じました。
無水カレーを作ってみて酸っぱいなと感じたり、トマトの主張が苦手だという人はトマトなしの無水カレーに挑戦してみるのも手です。トマトを使わずに玉ねぎの量を増やすとか、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜、ナスなどのコクがあって水分を多く含む野菜でトマトの代用ができます。
薄味にならない無水カレーレシピ
無水カレーを薄味にならずに作るには、缶詰のトマトを使うのがおすすめです。1年中味が安定しているし、分量もわかりやすいです。
日持ちもするので、お肉を冷凍しておけば思い立ったときに無水カレーを作ることができますね。
無水鍋に入れるときはトマトを一番下にするのがポイントです。トマトに熱が直接当たることで、酸味が和らぎます。
薄味のカレーを濃くする方法
大量に出来上がってしまった薄味のカレー……捨てるのも勿体ないし、我慢して食べるのも嫌です。そこで、ちょい足しで味を濃くする方法を紹介します。
ポテトチップスをトッピング
ただでさえカロリーや塩分の高いカレーにさらにポテトチップス?!と思うかもしれませんが、意外と人気のトッピングだそうです。
おすすめはガーリック系か、のりしお。
醤油やソース、ラー油を入れる
醤油やソースはカレーの隠し味としても人気ですよね。薄味になってしまったカレーの調整にも使えるんですね。
私は醤油を入れてみましたが、醤油感は感じなくて、カレーの味が復活して食べやすくなりました。
キムチやチーズをかける
キムチやチーズもカレーの人気トッピングですね。薄味に仕上がってしまったカレーの救済にも使えます!
カレー以外の無水鍋活用法
持て余していた無水調理鍋をどうしようかと思っていたところ、思い付きでお米を炊いてみました。そしたらびっくりするくらい甘くてツヤツヤのモチモチで……ずっと炊飯器派でしたが、それ以来お鍋でお米を炊くことにハマっています。
無水カレーに失望して無水鍋を持て余している方にはぜひ試してみてほしいです。炊飯器よりも洗い物が少なく済むので、意外と手間がかからかったですよ。