入居してから1年経ってない頃、水道の蛇口を閉めても後から水がポタっと落ちる現象が起こるようになりました。
まだ設備が新しいのでパッキンの劣化とかは考えにくかったけど、定期点検のときにハウスメーカーに相談しました。そのときに教えてもらった原因や対処方法について紹介します。
水がポタっと後から落ちてくる原因
パッキンが劣化していないのに水がポタっと落ちてくる原因は、ストレーナーや散水板の「詰まり」が原因だそうです。
ストレーナーの詰まり
ストレーナーは水栓の中にある網状のゴミ受けのことです。
水道水にはゴミ等の固形物が混入している可能性があるので、それを濾過するために付いています。
ストレーナーが詰まるとそこに水が溜まり、時間差で水が落ちて来たり、水の出が悪くなる原因になります。
散水板の詰まり
散水板とはシャワーの出水部のことです。
▲小さな穴がたくさん開いています。
この散水板の穴が汚れたり詰まったりすると、水の流れが乱れたり水切れが悪くなったりします。シャワーを使った時に水流が数本だけ変な方向に飛ぶ場合も、散水板が詰まっている可能性があります。
日常のお手入れ方法
水道の水切れが悪くなるのを防ぐための日常のお手入れ方法を紹介します。
ストレーナーの掃除
ストレーナーの掃除は水栓からストレーナーを外し、歯ブラシ等で擦り洗います。
うちの水栓はリクシルのグースネックの水栓ですが、ストレーナーが切替ユニットから外せない構造になっているタイプでした。
ストレーナーの掃除をするために水栓を分解する際は、必ず取扱説明書を見てから行ってください。ストレーナーが外せるタイプの場合、うっかり紛失するケースが多くあるそうです。
ストッパーを戻す際は向きに気を付けましょう。間違えると取り外せなくなる可能性があります。
散水板の掃除
散水板は普段は濡らした布で拭くなどしてお掃除します。
水道水のミネラル分が固まって取れなくなってしまった場合は、クエン酸水に浸けて落としましょう。
洗面ボウルにクエン酸水を溜めて、お風呂のシャワーヘッドも一緒に浸け置きしました。
▲シャワーホースを伸ばして洗面ボウルに浸ければ、水栓を分解せずに浸け置き洗いができます。
▲クエン酸水を溜めたポリ袋を蛇口に被せて輪ゴムで止めて浸け置きする方法がありますが、やってみると結構面倒でした。
1か所だけならこの方法でも良いけど、散水板が簡単に外せる水栓ならまとめて浸け置きした方がラクだと思います。
まとめ
水道のパッキンがまだ新しいのに水がポタっと落ちてきたり、水の流れが悪い、シャワーの水流が変な方向に飛んでしまうといった不具合がある場合はストレーナーや散水板が詰まっている可能性があります。水道のミネラル分が固まると落としにくくなってしまうので、普段の小まめなお手入れが大切ですね。