先日コンポストからいつもと違う変な臭いがしていました。腐敗臭とは違うけどぬか床のような匂いでもなく……酸っぱい匂いに混じってアンモニア臭のような臭いを感じました。
コンポストからアンモニア臭が発生したときは発酵に失敗しているのか成功しているのか、アンモニア臭の原因は何なのか、対策方法について調べました。
アンモニア臭の原因
コンポストやEMぼかしを販売している企業のページ等で調べると「アンモニア臭は未熟堆肥の臭い」や、「たんぱく質をコンポストに入れるとアンモニア臭がする」という情報が見つかりました。
うちのコンポストには肉や魚は入れないようにしているので何が原因かな?と考えていたのですが、最近黒豆茶を飲むようになったということに思い当たりました。黒豆茶の茶殻は黒大豆なのでたんぱく質がたくさん含まれており、おそらくこれが原因のようです。
特に夏場は豆類をコンポストに入れるのはやめた方が良いという情報を見つけました。これからは黒豆茶の茶殻は入れないことにします。
アンモニア臭は失敗の証拠?
ネットでコンポストのアンモニア臭について調べてみると、失敗しているので使わない方が良いという意見もありました。
でもそれが書かれていたのは質問掲示板だったか個人のブログだったか忘れましたが、どこまで信用できる情報なのかわかりません。ちゃんとした企業が載せている情報では失敗ではないという見解だったので、臭いの対策をすればコンポストを継続することができます。
うちのコンポストからアンモニア臭がしたとき、表面に白カビが生えていました。表面の白カビはコンポスト内に含まれる空気によって好気的に発酵している証拠で、分解が始まった印なので安心して良いそうです。
アンモニア臭がしたときの対処方法
アンモニア臭の対処方法は、コンポストの種類によって異なります。
嫌気性発酵のコンポスト
EMぼかしなどの発酵促進剤をいつもよりたくさんふりかけます。
臭いがきつくて屋内に置いておけない場合は、庭に穴を掘って堆肥を埋めて発酵促進剤を掛け、土を厚く被せます。被せる土が十分でないと臭いが漏れてしまい、ご近所迷惑になったり虫が発生する原因になります。
好気性発酵のコンポスト
よく撹拌して空気を送る、炭素が多く窒素分の少ない枯れ葉、枯れ草、紙くずなどを入れる、発酵促進剤を入れる等の対処が効果的です。
まとめ
コンポストのアンモニア臭は失敗ではなく、生ゴミに含まれるたんぱく質が原因だということがわかりました。
臭いを発生させたくない場合は肉や魚、豆類を入れるのは控え、発酵促進剤をケチらず、生ゴミの水分はしっかり抜いてからコンポストに入れましょう。