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グランドカバーの選び方とダイカンドラ成長記録

お庭のグランドカバーについてはすごく悩みましたが、ダイカンドラ(ディコンドラ)を植えることにしました。この記事ではグランドカバーを選ぶ際のポイントや、ダイカンドラが種蒔きから1ヶ月間の成長記録を紹介します。

グランドカバーの選び方

グランドカバーを選ぶには、見た目の好みももちろんですが、色々と注意しておいた方が良い点があります。

1年を通して綺麗な植物は少ない

ネットでグランドカバーを調べていると、常緑性多年草として紹介されている植物でも、秋になったら紅葉したり霜が降りるくらいになったら地上部が枯れてしまうグランドカバーは多いです。原産地では常緑でも日本の冬では枯れてしまうという場合もあります。

地上部が枯れても根は生きているので、春になったらまだ新しい芽が出てきます。冬に地上部が枯れてなくなる植物は正確には宿根草と呼ぶみたいです。

南関東で枯れないグランドカバーをネットで探し回りましたが、「リシマキア・ミッドナイトサン」くらいしか見つかりませんでした。同じリシマキアでもオーレアの方は秋に紅葉して冬には枯れてしまいます。

枯れた時の見た目もネットで調べた方が安心ですね。例えばクラピアは夏は花も咲いて綺麗なんですが、秋ごろ葉っぱが枯れ始めるとランナーが目立ち始めます。これが結構気持ち悪い見た目です。防ぐ方法もあるみたいなので、クラピアを綺麗な状態で保ちたい方は参考にされてみてください。

冬に枯れるかどうかは日当たりとか土壌とか色々と条件があると思うので、ネットの情報だけで諦めることはせず、実際に植えて試してみたいと思います。私は実際にダイカンドラを植えてみましたが、完全に枯れることはなく紅葉した姿も味があって良かったかなと思っています。

自分で簡単に剥がせる方が良い

グランドカバーとして使うには繁殖力が高くて丈夫な植物の方が楽ですが、もしもグランドカバーをやめたくなったときや別の植物に変えたいと思ったとき、根を深く張るタイプの種類だと自分で剥がせないので厄介です。

根を深く張るグランドカバーで有名なのがクラピアやリッピア(ヒメイワダレソウ)です。1度植えると手に負えないくらい増える、他の植物を駆逐する、抜こうと思っても根が深くて難しい等の理由から、植えてはいけないとまで言われている、ちょっと厄介な植物たちです。

種から育てられるものは経済的

グランドカバーには種が出回っているものと苗しか売られていないものがあります。苗は1ポット300円以上はするので、広範囲に植えようと思ったら結構お金がかかります。近所に売っている品種なら良いですが、ネットで購入しようと思ったら送料も結構高いですよね。

種から植えられるグランドカバーはクローバーやダイカンドラ(ディコンドラ)、ワイルドタイムなどがあります。

ただし種から育てるのにも欠点はあって、綺麗にカバーするまでに時間がかかったり、それまでの雑草取りが大変だったり、最初は毎日水やりが必要なので水道代が凄いです。種を植えた所を野良猫に掘り返されてしまうリスクもあります。

踏みつけに強いかどうか

毎日歩く場所に植える場合は踏みつけに強い品種を選ぶ必要があります。

でも色々なサイトで調べていると、同じ植物でも踏みつけに強いと書かれていたり、あまり強くないと書かれていたり。クローバーやクラピアあたりはどのサイトでも踏みつけに強いと書かれていることが多いです。

私がダイカンドラを選んだ理由の1つに踏みつけに強いと紹介されていたことがあったのですが、実際は強いってほどでもないみたい。これも今後育ててみて検証したいポイントです。

どの程度の強さを求めるのかも人それぞれだと思います。人が歩くだけなのか、犬や子供を遊ばせるのかで変わってくるし、多少まばらになってしまっても気にしないのか、均一に綺麗な状態を保ちたいのかによっても違いますよね。

ダイカンドラ成長記録

ダイカンドラの種を蒔いてからグランドカバーになるまでの成長記録を紹介します。場所は南関東で、南側の日当たりの良い場所に植えました。

土づくり

外構業者の作業が終わった後に土づくりをしたのですが、石やコンクリート片、タイル、釘、ガラスの破片などがたくさん埋まっていて大変でした。こんなにひどい状態と知らなかったので、もっと早く作業に取り掛かれば良かったと後悔しました。

100均で買った園芸用のふるいを使うと、右のようにキレイな状態になりました。範囲が広いのでとても重労働です。石なのか土の塊なのかの判別が一番大変です。うちの場合はお金をなるべくかけたくなかったので、土の塊はできるかぎり潰すようにしました。財力があるなら土を入れ替えた方が早いです。

石やコンクリート片などを取り除くと土のカサが減るので、お花用の培養土を買ってきて混ぜ込みました。

種まき~発芽

ダイカンドラの発芽適温は20~22度、種まきの適正時期は4~6月もしくは9~10月だそうです。私は4月6日に蒔きました。向こう1週間の天気を確認し、最高気温が20℃を超えるとの予報でした。

ダイカンドラの種。思っていたのと違ったのでちょっとびっくり。種まきしやすいようにコーティングされているそうです。

種を蒔いて、土は1cmくらい被せました。割と適当でも発芽するみたいです。好光性種子なので厚すぎるのはNG。

4月12日、発芽しているのを発見。ここ最近の南関東は夏日を記録しています。

4月14日、ちらほら双葉が見えます。頑張ってふるったはずの土ですが、また小石が目立ってきました。日当たりの違いなのか、群生している箇所と全く生えてこない箇所の違いが目立ちます。

4月20日、発芽が遅れていた箇所も徐々に生えそろってきました。

雨が降ると成長が早い気がします。水は毎日あげていたけど、量が足りてなかったのかも。日当たりがとても良いので、朝水を上げても昼間には乾いてしまいまうので、夕方もあげています。

5月3日、本葉が目立ってきました。ダイカンドラの本葉はハート型と表現されるそうです。

5月14日、本葉が丸く大きくなっているものもありますが、本葉がまだ生えてない、もしくは1枚だけ出た状態でなんとなく成長が止まったものも多いです。まだ気温が低いのかなぁ。夏日になる日もあるけど12℃くらいまでしか上がらない日もあります。もっと暖かくならないと成長しないのかな?雑草もちらほら生えるようになったので、目を凝らしながら雑草だけを抜いていく作業は結構大変

6月3日、ランナーが伸びてきました。早くグランドカバーとして全体を覆ってくれるのが待ち遠しいです。

今年の関東地方は6月6日に梅雨入り(平年並み)、6月27日に梅雨明けしてしまいました。例年だと梅雨明けは7月19日頃だそうです。梅雨時期の成長が早いと聞いていたのに、十分に成長できないまま梅雨が終わってしまいました。密集している箇所はどんどんモリモリになるので、禿げている箇所との差が目立ちます。

現在8月31日ですが、あまり踏みつけない場所は背が高くなって、こんもりと育っています。踏みつけるとヘタっとなるのですが、時間が経つとまた起き上がっています。倒れた時の姿はあまり可愛くないので、普段から踏みつけて背が低くなるように育てた方が良いかもしれません。

グランドカバーとして全体を覆うまでに半年くらいかかると聞いていましたが、うちの場合は4か月くらいでほぼほぼ埋まったかなといった感じでした。

まとめ

グランドカバーを選ぶ基準や、ダイカンドラの成長記録を紹介しました。グランドカバーを何にしようか迷ってる方やこれからダイカンドラを育ててみようと思っている方の参考になれば幸いです。

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